【短歌】花の雨こそあはれなりけれ
妖気みつ春の心をなぐさむる花の雨こそあはれなりけれ
(不穏な気配に充ちた春の落ち着かない心を和らげてくれる、そんな桜の季節に降る雨こそは本当に趣深い)
今日は久しぶりに雨が降りました。この歌は昨春のちょうどこのような雨の朝に詠みました。
私は元々古語で詠む和歌の世界に強く憧れ続けていました。現代口語で短歌を作るようになったのはつい最近のことです。
この歌が厳密に和歌と呼べるものであるかどうかは私には分かりません。が、形式と内容、ことばと心のつり合いが比較的よく取れたと思えて気に入っている歌なので、昨日投稿した今春の自撰にもあえて含めました。
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