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20240925「メモ」

メモ書いて
いつか役立つ
急いで書くから
読めもしない時もある
解読しては
また記憶する
それもまた忘れてしまうだろうし
何冊も書いたけれど
千切ってしまって
もうそれらを見ることもない
わたしのどこかにあるのなら
きっと考え方や受け取り方のほうで
わたしの仕組みに組み込まれているのだろう
いついつかのことと
今書いている文字のこと
知らずの余白で感じている

とりとめない単語を書いて
それらに付随する枝葉の羽ばたき
どれだけ広くどれだけ深く
書き出す派生を拾い
関係性はわたしへと蓄積される
何と言えばいいのか
何を言いたいのかを抽象し
また具体的ないつもの言葉を柔らかく
素直に言ったらいいと思う
それが場違いだとしても
そんな自分のわたしは
どうもよくわからないのだけれど
それもまたわたしのことなのだから
言わない方がいい時もあり
言った方がいい時もある
きっといつも何かを抱えている

知覚の間際で待っている
ふとした瞬間
もう忘れてしまうけれど
積み重なった背景をトレースしては
遠近の影間にその造形を見出す
その形象や意味の懐まで
そっと手を伸ばし
触れられないのに
感じてしまうのは
どういうことなのかは
知らなくてもいいのだろう
生活の一部の時を洗い
また選択しては
その時々を楽しんでおこう
流れに乗ってつらつら描く
わたしたちの感覚が広がっている

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