20241001「転-悉有佛性転」
どれもこれも
まあ間違いではないが
全部を見ることもないし
全然は全体でもあるわけもない
わたしの事象を考慮せず
慌しいくらいに
もう時が過ぎている
待っている間に
もう忘れ
互いに齟齬を噛みしめて
全部がここにいる
そのままでは居られないから
その時を一緒に過ごしておこう
朝の練習で
空気を吸って
新たにしている
どれもが新鮮でありつつも
持続の系譜を参照して
それぞれが崩れている
その年月を通し
くだらないくらいの
鷹揚さを抱えつつ
汎神の視野を思い巡らせる
誰かのどこかの
会えることもない誰かのこと
皆が皆揃っては
ひとり遠退き
またひとり加わる
不連続の連続で
繰延べては別れ
離れては寄り添うように
遅延している
わだかまりの果てに
組み合わされる物ごとの理由
交わされない会話の問い
言葉違いであやふやで
似ているようでそうではない
誰もが同然
それでいて悠然に慄き
それぞれを請負い
何かを動かし
ゆっくりと祈っている
何もが同然
それぞれの砕き
淡いの微分で
強さなんて耕鋤のひとつ
連関の結び目を閉じたり拡げたり
開く花びらに水滴が零れている
いいなと思ったら応援しよう!
読んでくださってありがとうございます!サポートいただいた分は、noteの他のクリエーターのサポートに使わせていただきます😁