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20250127「ただノックすればいい」

残るものと
残らないもの
その間を縫って
零れてしまう
煌めきの細々
手を伸ばしては
その重さを感じ
後のことは忘れてしまう
どれだけの年月と
どれだけの苛みを経て
誰も知らない物ごとを
既に抱えているのなら
在りもしない事までも
記憶のどこかで
誰かが待っている

生活の拠り所から
いつものように流れ
今あの人はどうしてるのだろうと
ふと思い出したり
いつかの事を過ったり
隙間を縫って繕っている
繋ぎ止めたけれど
あやふやささへ勇敢で
きっと違う事だとしても
そう思い込んでいるのなら
それはそれでいいとしている
細切れの断片を再編集しながら
奥行きの段階を経て
新しい扉を見つけるかもしれない
ただノックすればいい

年月を晒し
謂われない嘯きやひそひそ呟き
欠片を繕っては
また欠けてしまう
何度でもいい
再度挑戦しておけば
何かが見つかるだろう
自分のこと
周りの人のこと
知らない誰か
居合わせた場所で
偶然を装って
初めての人に出会ったら
少しでも話しをしておこう
忘れるのはいつもわたしだったけれど

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snufkinsmile
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