20240827「処処のこと」
これまでの
これからの
これからも
ずっとずっと
そのままで
それでいて
そこには居られない
移動を続け
叶わぬ何かと
叶えられた過去を
置き去りにして
また進ませている
何もなくとも
生きているのなら
その面影さえも
まだ残っている
ここに既に在る
決まったものとして
その違和感を滑らせ
嘗てないくらいに
既に先は進んでいる
追いつけないくらいに削ぎ
溢れたその他を
もう一度眺めておこう
原野と荒野を綯い交ぜにしながら
耕す野性の罠を潜り
掻い潜ったその足で
そろりのおっかなびっくりでも
受け入れておこう
できないことが多くても
できることならできるのだろう
切っ掛けの処方は
これからの問いとして
解く鍵を拾っておこう
抽象の連結で
繋がっているそれらの事象
どれもが固有でありながら
一緒くたに棲んでいるわたしたち
どれもが必要で
要らないものさえ既に持ってしまっている
堪え切れない感情やその他諸々
抱えつつそれぞれが担い
解決を待っている
その時は今日
あるいは明後日
それはわたしのことかもしれないし
もちろんあなただって構わない
認識のずれを更にちぐはぐに
パズルは既にばら撒かれている
組み合わせながら
それぞれが別々のことを考えている
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