20241002「星に照らされている」
各々がばら撒かれ
点々とした自由さと
堪えきれない存在で
空気を吸って
また吐いて
その所々に住んでいる
何をしようがお構いなく
誰かが言った
あんなこと
こんなこと
聞いたふりして
聞こえないふり
その瞬きの間に
次の時間が待っている
誘うように揺れて
そこここで眠る
幾ばくかのひかりを浴びて
夜に住んで
反対側で仕事をしている
聞こえない声も
伝わらない意味も
然程変わらないくらいに
平然と受け入れつつ
いやいやの態度で
馴染みつつ壊し
新たな誘いで
失敗つきの条件で
誰かがそれらを乗り越える
空の事情で雨も降り
重金属の刃も降っている
照準は確かか不確かか
貫く閃光で眩さを得ている
照らされたのは
わたしの方
あなたの仕業で微細に震える
どの周波に乗ればいいのか
再度項垂れつつ
邂逅の淡いで
肩に乗る
受け取ったのは
微かなひかりの粒
透過して何事かを得て
最果ての暦を捲っては
叶えきれない想いを
今日も喰む
星たちの運行に連れられ
各々が現れつつ隠れて眠る
星たちに照らされている
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