20241123「ただの屑だとしても」
手から零れるものを
再度拾い
手の中に包む
それが何なのかは
問わない
たまたまのことで
そんなに気にはしなくとも
既に持っているものと
どう違うのか
皮膚の感覚で
その近辺を参照し
確かに重くそして軽い
存在の有無を問わず
それ自体を尊重しておこう
ただの屑だとしても
分解しては
その成分を改め
再構成の微分を舐めて
わたしのどこかへ仕舞っておく
いつか思い出す時があるのなら
今のことに目を向けて
これからの道筋を探索しておこう
壊れつつ生成し
危うさと成長を同時に迎え
そのバランスで
わたしたちを考慮している
とりとめない想いや願い
通り過ぎる喧騒と静寂
旅する者たちの癒し
須く眠りつつ鼓動を続けている
浮き沈みの揺らぎで
潜っては息継ぎし
その繰り返しの順番で
待っているのは昨日のわたし
それを経由して明日に渡し
その都度に周りを見回したら
枯れた植物たちの葉を手に取って
宙にばら撒いては
風が通る
静かになり
また騒がしくなるなと
どこかで解ってはいる
流れの中で振り向きつつ
さよならを言っている
答えはないようでも
既に知っていたりする
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