20241206「意味を注ぐ」
見えなかったものが
見えそうで
どこかにあって
どこにもないようで
漠然とした状態で
ただ待っている
感じはするが
それをどう捉えられるのか
それは気づきのどこか
或いは勘違い
その遅さを考慮して
感覚を投げて
領域を拡げて行く
足元の半径
砂漠の涙
さらさらと流れつつ
止まることもない事象の群れ
慌しい日常の中にある
ゆったりとした
罠のような刺
緩やかな感情の重さと
軽々しく言えもしない出来事
事件の詳細は憶測の領域として
似たようなことが頻発し
浮き足立つ胸騒ぎを
グラスを傾け
その空隙へと
意味を注ぐ
混ぜられた物ものの解
委ねらた感情のこと
確かではないが
不確かさは拭いきれない
ある程度の憶測で
明るみになるのは
もうすぐだろう
わたしの知らないどこかでは
既に廻っている時差の範疇
誰かが受け継ぎ
誰かが毀損している
壊れたものを再構築し
金継ぎの線をゆっくり走らせ
時間を置いている
塗された隙間に
降り積もる雪の結晶
落ちて来る時間の粒たち
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