#33 フィルムと追う、現代アーティスト

2021年6月5日 19:02

先日、午後休暇で、美術家の松山智一さんの展示を見に、蔦屋銀座に行ってきました。

松山智一さんは、NYで活躍する現代アーティストです。カラフルな絵が印象的で、描かれたモチーフが多種多様な点も魅力的です。その多様さから、観る人ごとに響く部分が変わりそうだなぁと思いますが、とにかく素敵な作品を作られている方です。

⬛︎松山智一(Tomokazu Matsuyama)

Instagram: https://www.instagram.com/tomokazumatsuyama/

HP: https://matzu.net/landing

気になる方は上記URLに飛んでみて、彼の作品を見てみてください。むしろ飛んでください笑。

私が初めてこの方の作品を知った時、その豪華さに圧倒されましたが、何よりも描かれたモチーフに懐かしさを覚えました。
彼の作品には、様々な要素が引用されています。東洋の絵画に描かれているような動植物や、現代の道具、食べ物、人。それも、雑誌のピンナップ、インターネット広告などからサンプリングされているというのも驚きです。
様々なものを沢山詰め込んだ作品というのは、情報で溢れかえる現代を表すのに相応しい作品かもしれません。ですが、沢山のもので埋め尽くされた画面には窮屈さはなく、むしろ幻想的で桃源郷のような「癒し空間」が広がっているように感じます。そして、気づけば鑑賞者を夢見心地な気分にしてしまう作品には、本当に惹き込まれてしまいます。

長々と語りましたが、とりあえずご本人の作品を見ていただくのが1番です。
今、六本木で個展が開催されています。
あと、美術手帖6月号が松山智一特集です。特集ということで、ページ数が膨大で、作品も沢山載っているので、とても豪華だし、色々知れて面白いしありがたいなという1冊でした。

※再掲笑
⬛︎松山智一(Tomokazu Matsuyama)

Instagram: https://www.instagram.com/tomokazumatsuyama/

HP: https://matzu.net/landing

では、彼の作品を見に行った日の私の写真を引き続き載せていきます。
フィルム写真だと、フィルムっぽさ、フィルムの色が先行してしまってアレなので、彼の作品というよりは、私の散歩録的な目で見てもらえると嬉しいです。
デジタルでも綺麗に撮影しましたが、ここのnoteはフィルム専用なので悪しからず。

ちなみに、フィルムはポートラ400です。
ついにあのポートラ。みんな大好きポートラと聞くくらいなので、ワクワクしながら現像を待ちましたが、「自然×ポートラ」は最高でした。最後の方に夕景の写真があるので、ぜひ最後まで見ていってください！

『フィルムと追う、現代アーティスト』
PORTRA400

蔦屋銀座。店内中央に配置された展示スペースの外観。結構大きなパネルが四方を囲んでいるのですが、大きさ的にNYの壁画を模してるのでしょうか？

これは版画版らしいのですが、元の作品は外出禁止で事務所で作業出来ない中、スタッフとリモートで作り上げた作品だそうです。
これの密着取材の番組を見たのですが、全然関係ない日本の会社員の私ですら何だかウルっとしてしまいましたね。
リモートで作品制作って大変すぎる、普通の会社員たちですら苦戦してるのに、みたいな。しかも……、やっぱり色々思ったことはあるのですが、気になる人は動画を探してみてください笑。