休職中、自炊を習慣化できた理由
自炊を習慣化できた理由
◎1st ROUNDで皿洗い魔王を倒したら、ちょろかった
休職開始時点では、皿洗いをしばらく溜めてしまっていて料理に取り掛かれもしない状態でした。
料理のやる気より前に、皿洗いに向き合わないといけない苦痛が先にくるのです。
でも、この皿洗いという魔王を倒さないことには永遠に自炊はできません。
汚い家に住む自分というレッテルが貼られ続ける。
休職して自分と向き合う時間を頂いたのに、仕事以外の日常生活もままならないのは嫌だ。
「こんな自分のままは嫌だ」という現状への強い嫌悪感が、皿洗いの魔王を倒すことに駆り立てました。
溜まりに溜まった皿洗いは地獄でした。
でも、「皿洗い魔王を倒した私なら流れで料理もできんじゃね?」と自然と2nd ROUND進出(料理)を欲するようになりました。
最初の一歩はしんどいかもしれない。
ただ、一歩踏み出した後の自分は何でもできる気持ちが湧いてくる。
苦手→得意、嫌い→好きになる成功体験を一つ作ることで、その先の行動にも駆り立てられると学んだ経験でした。
◎お金を使えないストレスを、唯一合理的に発散できる趣味
休職中は常にお金の心配と隣り合わせ。
給与は出ないし、傷病手当はもらえても社会保険料はいつも通りの金額払わないといけない。
そんな状況では、気軽にお金を使うことはできません。
正直休職前は、出前三昧。
出かければ、ちょこちょこカフェで平気で1000円以上使う。
推し活も欲しいものは惜しみなく。
むしろ、お金を使うことで仕事のモヤモヤを晴らしていたような状態で、全く節約意識のない人間でした。
なので、お金を使えないストレスが人一倍強くありました。
そんな中で食は、直接的に生死に関わる要素。
つまり、必要支出でした。
自炊ならお金は使っていい。
食材の値段は気にして買うけれど、お金を使うこと自体は生きていくために許される。
このように、合理的にお金を使える趣味が「自炊」だったことも習慣化の要因になりました。
◎料理中はぐるぐる考えなくて済む
ぼーっとしていても、スマホを見ていても、歩いていても、頭の中では常に私Aと私Bが会話している。
天使と悪魔のささやきのように。
私にとってそれが当たり前でした。
でも、いざ自炊をしてみるとウソのよう。
玉ねぎを刻むことに全集中。
次はなんの調味料をどれくらい入れたらいいっけ。
あれとあれを組み合わせたら、美味しいかな?
考えるのは目の前の食材、料理のことだけ。
料理の世界に没頭できる。
そこに自分のネガティブな思考は、介入の余地なし。
このぐるぐる思考から離れて没頭できるものは、
料理以外にもあって。
編み物や裁縫、ゲーム、楽器演奏、アートなど。
ただ、それ専用の出費がかかるので手が出ず。
料理は生きるために必要だし、
嫌なこと考えずに済むしで、
一石二鳥の趣味になりました。
頭の中での自分の対話から離れたいのか、無意識にキッチンに向かう。
休職中は、そんな毎日を過ごしています。
◎食材と味付の最強スタメンを手に入れた
自炊しても味付のバリエーションが少ない。
何の食材を買っておいたら、大概の料理にも合うのかいまいちわからない。
炒めることしか脳がない。
習慣化前の私は、食材や調味料を使いこなすノウハウがない状態でした。
そんな中、TikTokなどで1週間作り置き動画を見漁っていて気づきました。
この食材、登場頻度高!調理法も幅広っ!
マリネにするときいつもこの調味料の組み合わせだ。
和風の煮物みたいな味付にしたければ、あの調味料とあの調味料を大体あれくらい入れたらできる
ボーッと見ていたTikTokから、コイツを出しときゃ間違いないというスタメン食材&味付の組み合わせを学んだことで、自炊に取り掛かる際の迷いがなくなりました。
料理一つでどんだけ頭使うんだ…疲れる…という状態から、無意識的に組み合わせ候補が頭に浮かぶ状態になったのです。
この経験から、都度いちから意思決定をせずに済む、自動操縦モード状態になると習慣化できたことになることを学んだと思います。
経験から得た3つの習慣化のコツ
ここまでの自炊経験から見えた、習慣化のコツを以下でまとめます。
自炊以外にも習慣化する際に転用できる要素としてまとめ直したので、皆さまの参考になれば幸いです💓
取り掛かりのハードル退治で、「私でもできる!」という成功体験をまず一つ作る
【1st ROUNDで皿洗い魔王を倒したら、ちょろかった】より
この行動の喜びポイントを把握し、報酬の得られる習慣にする
【お金を使えないストレスを唯一合理的に発散できる趣味】より
【料理中はぐるぐる考えなくて済む】より
「これさえやればOK」というお決まりを見つけ、自動操縦モードにする
【食材と味付の最強スタメンを手に入れた】より
私の習慣化に一番影響を与えた書籍
日常生活ですぐに実践するにあたって、スルスル読めて行動に移しやすかった本です。
著者の井上新八さんは、数十年以上続けていらっしゃる習慣が複数あられる方です。
ご自身の試行錯誤の末に行き着いた習慣化のコツがまとまっています。
マイケル・ジャクソンの踊りをダンス未経験ながら独学で踊れるようになるまで取り組まれたお話は、私もこれならできるかも!と勇気をもらえました。
習慣化のまとまった知識を得たい方はこちらの本もチェックしてみてください📕
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