八木仁平さんの『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 人生のモヤモヤから解放される自己理解メソッド』
読んだきっかけ
最近、漠然とではありますが、自分の将来について考えることがあります。「今のままで、果たして後悔しないだろうか」と。心機一転、新しい仕事を始めることも頭の中に浮かびましたが、今は「本当にやりたいことが何か」がよく分からない状態です。そんな中で手に取ったのが本作でした。
このような方にオススメの本です
あらすじ
感想
本作は、「本当にやりたいこと」を見つけるための考え方、自己理解の方法がまとめられています。論理的で分かりやすくまとめられていたので、スっと頭の中に入る感覚がありました。
論理的にやりたいことを見つけ出す中で大事なのは、「自己理解メソッドの3本柱」を抑えることです。
「自己理解メソッドの3本柱」とは、
好きなこと(情熱)
得意なこと(才能)
大事なこと(価値観)
この3つの掛け合わせによって、「本当にやりたいこと」が見つかるというものです。そして、自分の「自己理解メソッドの3本柱」は何かを見つける方法がまとめられています。
好きなこと(情熱)、得意なこと(才能)の2つで「やりたいこと」自体は見つかりますが、大事なこと(価値観)が欠けているとまだ不完全な状態。
本作では、大事なこと(価値観)について重点的に書かれている印象がありました。価値観とは、言い換えると「方向」のことです。これについては、僕自身どこか漠然としていて、しっかり言語化していなかったなと思いました。
初めて読んだ今回は、主にやりたいことを探す時の考え方やマインド面について学んだ感じがします。特に、自分がいかに「他人の目」や「将来」に思考が縛られているか、「実現手段」を先に考えていたかを思い知らされました。
また読み返しながら自己理解メソッドの3本柱を実践して、自分の軸を定めていきたいですね。
印象的だったところ
1「やりたいこと」探しを妨げる5つの間違い
2なぜ「やりたいことが分からず迷い続けてしまう」のか?
3「やりたいこと探しを最速で終わらせる公式」自己理解メソッド
4人生を導くコンパス「大事なこと」を見つける
5「得意なこと」さえ見つければ何でも仕事にできる
6「好きなこと」を見つけて努力とサヨナラする
7「本当にやりたいこと」を決めて「本当の自分」を生き始める
8「人生を劇的に変える」自己理解の魔法