『母に買ってもらったスーツ』と『オフロードバイク』が運命を変えてくれた話。
今回お話を聞かせて頂いたのは『人生探検家』の野口たかひろさん。
趣味のオフロードバイクと営業職がクロスオーバーする野口さんの人間味溢れる生き方は唯一無二。
『野口さんにしか話せないお話』をぜひお聞き下さい。
営業で悩んでいる方、人生に新しい刺激が欲しいなと思っている方に沢山のヒントをくれるお話となります。
両親から受け継いだ明るく豪快なDNA。
野口さんの幼少期のお話を聞くと、とにかく勉強が嫌いな少年だったそう。
そしてちょっと不器用で、図工の時間などは毎回友達に手伝ってもらい作品を作り上げて提出するような『助けてもらうプロ』だったと話してくれました。
そんな、野口さんは『とっても社交的な母親』と『とにかくお酒が好きで豪快な父親』の長男として生まれます。
お母さんは、野口さんの友達が家に遊びに来ると、友達にインターフォン越しに”芸能人のモノマネ”をさせるなど常に『楽しい』を提供してくれる母親だったそうです。
一方で、お父さんは少し酒癖が悪く、家で夫婦喧嘩が起きた時に『昭和のちゃぶ台返し』ならぬ『平成のテーブル返し』を炸裂する昔の漫画に出てきそうな人間味あふれる父親だったそう。
この両親から受け継いだ明るく豪快なDNAと、持って生まれた『助けてもらう』能力が将来の野口さんに沢山の出会いをもたらします。
オフロードバイクとの出会いが人生の基礎をつくる。
野口さんは高校生になり、バイクの免許が取れる年齢になると、すぐにバイクの免許を取得します。
そして、そこで人生を変える運命的な出会いを果たします。
普通に移動手段としてのバイクを買いにバイク屋を訪れた時に、そのバイク屋のオーナーの息子さんが偶然野口さんと年が近く、バイクの魅力をアレコレ教えてくれたそうです。
そんな野口さんが、オーナーの息子に勧められたバイクが、普段の移動手段としての使用とは真逆の林道や山道を走るオフロードのモトクロスバイクでした。
困惑しながらも、オーナーの息子の知識量と熱量に魅了され、あれよあれよとバイクのオフロードの世界に引き込まれます。
そして、気づけばオフロード用バイクの購入と共に、そのバイク屋が主催するバイクの大会である”エンデューロレース”という8時間耐久で山道を駆け回るレースの設営のお手伝いをするようになっていったそうです。
色々な人を知りたくて、色々なバイトをする。
そんな高校生時代に生涯の趣味となるオフロードバイクと出会うわけですが、バイク購入と維持費を稼ぐ意味も含めて色々なバイトをします。
スーパーの惣菜コーナーで働くといったようなよくあるバイトから、米軍の基地で引っ越しのバイトを始めたり、キャバレーでグラス洗いとして働いてみたり、とにかく色々な人種の人に出会えるバイトを沢山したそうです。
高校卒業後は、大学や専門学校に進学する事は考えず、引き続き様々なアルバイトを掛け持ちする日常を送ります。
そんな野口さんに転機が訪れます。
成人式に着ていくスーツを、お母さんに買ってもらった事がキッカケで、『スーツを着るバイトがしたい!』という思いが生まれます。
『スーツが着たい!』から出会う『天職』。
そして、スーツを着るバイトを探すために、当時アルバイトを探すのに一番使われていたフリーペーパーである『タウンワーク』を読みあさります。
そこで野口さんは思い付きます!
『タウンワーク』でバイトを探すんじゃなくて『タウンワーク』で働かせてもらおう!きっとスーツが着れるはず!と。。。
その時、若干19歳の野口さんは、見事『タウンワーク』内の求人広告の営業をリクルート社のパートナー企業で『営業職』として働き始めます。
実際に働き出すと、営業という職業が面白くて仕方無くどんどんハマっていったそうです。
その理由は、着たかったスーツも毎日着れるし、年上の多種多様な人達に会えるし、営業職は『天職だ!』と感じたそうです。
こうして、母親から譲り受けた『愛嬌』と、父親から受けついた怖いもの知らずの『物怖じしない豪快さ』で、ガムシャラに働いたそうです。
小さな頃から、色々な人に助けてもらってるから柔軟に対応できた。
営業では、わからない事をちゃんと『わからない』と明確にして、先輩やお客様に助けて頂き、叱咤激励されながらも持ち前の社交性を可愛がって頂き契約数を伸ばしていきます。
タウンワークから始まった野口さんの営業の仕事は、時代のニーズと共に移り変わっていき、タウンワークから、リクナビネクスト、そしてインディードと商材が変化して行きますが、柔軟に対応していき、持ち前の『愛され力』で約20年営業職として働き続けます。
本家のリクルート社からも、野口さんの成績の良さと働きっぷりを研究しに度々訪れてくれたそうです。
特にインディード創成期に、インディードで成績を残していた野口さんには色々な人が相談しに来てくれたそうです。
そんな『営業という天職』と出会った野口さん。
もちろん趣味のオフロードバイクもずっと続けていました。
そしていつしか『営業』と『バイク』が点と点が繋がり出します。
バイクを通して出会った仲間達が、大きな仕事の依頼をしてくれた。
高校生の頃からお手伝いしているオフロードバイクの大会設営では、2泊3日などで泊まり込みで設営したりするので、衣食住を共にする時間が長い
ので自然と色々な人と仲良くなるそうです。
バイク仲間と色々な話をしていく中で、当然仕事の話や、身の上話になるわけで、共通の趣味を通して知り合った仲間が、オフロードバイクの大会の後に野口さんに求人募集の掲載依頼が来たりしていったそう。
また、高校生からオフロードバイクの大会設営を手伝っている為、当時新入社員だった人が管理職になって仕事を発注してくれたり、独立して新しく会社を立ち上げた方が求人広告出してくれたりもしたそうです。
特に印象的な出来事としては、3店舗からスタートした小売店の経営者の方が長い年月をかけて事業拡大をしていき、日本で100店舗以上、海外にも展開する企業に成長し、その全ての求人広告を野口くんにお願いしてくれたそうです。
終わらない野口さんの『人生探検家』の旅
こうして『スーツが着たい!』という思いから19歳の時に営業職という道の領域に飛び込み『営業という天職』と出会った野口さん。
なんと!
今年40歳になるのを機会に、今度は『作業着が着たい!』という思いが芽生え、営業職を辞めて『電気工事士』として全く新しい人生を歩むそうです。
『人生探検家』野口さんのその後のお話は、必ずまた聞かせて頂きたいと思います。
音声ポッドキャストのお知らせ
野口さんが夢中になる『オフロードバイクの奥深き世界』と、バイクが運んでくれた『セレンディピティ-幸運な偶然-』の話をPodcastにて音声限定で配信します。
野口さんが夢中になる『オフロードバイクの世界』をPodcast限定で配信します。
ぜひ野口さんの明るい声色と共に、どんな話し方をする人なのか?想像を膨らませながら『感情と情報』をセットでお聞きください。
きっと『あなたの知らないオフロードバイクの奥深いお話』が聞けるはずです。
お話では営業のヒントも見えてきますし、バイクに全く興味が無い人にも楽しめる内容となっています。