見出し画像

#けテぶれFC で切磋琢磨⑰(12月第3週~12月第4週)【けテぶれ伴走企画】


小学校教員のsmyle(スまイル)です。
今年度、6年生の担任をしています。


現在、けテぶれFCという、葛原実践について
「2週間に一度、実践を報告し、共有し、共に学んでいく場。」
「先行実践者の方に助言をもらったり、一緒に考えていったりする場。」
に参加させていただいています。


前回(12月11日)のけテぶれFCも
実に有意義な時間でした。


けテぶれFCでは、
共有してあるスプレッドシートに2週間ごとの振り返りを記録し、
その記録をもとに話し合ったりしています。

この1年間、
このnoteにて、スプレッドシートに記述している私の振り返りを
2週間ごとに載せていきたい
と思っています。
(挫折したら、その時はどんまい)


もちろん、
自分のアウトプットのためが一番ですが、
上手くいったことも、いかなかったことも、
そのどちらも含めた1年間を見ていただく。

そうすることで、
葛原実践にチャレンジしたい方にとって
「あーこんな感じで1年間が進むんだな」
「これならできそう」「これには気をつけよう」
「見通しがもてたからやってみようかな」
なんて、少しでも思っていただけたら、
という願いをもっています。


それでは今回は、
「12月第3週~12月第4週」の振り返りです!
どうぞ!



「12月第3週~12月第4週」の振り返り


1 語り(子どもたちに導入したこと・その際に語ったこと)

・「プログラミング、みんなは毎日やってるよね!」
 →「あ、けテぶれ!」「QNKS!」
「冬休み大計画シート」を用意し、2週間強の冬休みの学習計画を立てさせた。今まで、ほとんどの子が「その日の」学習サイクルを立てて回してきた中で、今後、中学校の中間・期末テストやいつか迎える受験期に向けては、中長期的な学習計画を立てる力が大切になってくると、その意義を語った。自分の予定やモチベーションコントロールと照らし合わせながら、具体的に計画を立てる姿が見られた。


2 言葉がけ(子どもたちにしたフィードバック)

・算数で学び合う時も、作文を読み合う時も「ツッコミを入れよう」と言うと、対話が表面的な意見交換に留まらないことが多い。単にマイナスを指摘し合う言葉掛けでなく、相手の意見をより高め・深めるための必要な指摘になっている様子が伺える。
・一週間の振り返りQNKSで「分析で+、-以外に、±みたいなのも良いですか?」と聞いていた子を「面白い!オリジナルの分析どんどんやって!」と価値づけた。すると他にもちらほらと、自分流の記号などを用いて分析を進める子が現れた。


3 子どもの実態


・「一週間の振り返りQNKS」で数週間前に覚醒した子が、引き続き覚醒している。冬休み前最終登校日も、アツく担任にこれまでの自身の成長を語り、笑顔で帰っていった。QNKSを自分のものにしている。そういう子が1人でも居るということが、涙が出るほど嬉しいなぁ。
・算数「データの活用」←クラスの子の心マトの傾向を、アンケートを作成して調査している子が居た。「ニコニコ」の子が多かった。
・宿題けテぶれの質が、一部の子ではあるがここに来てぐぐぐっと高まってきた。お便りで素敵なけテぶれノートを紹介すると、それに呼応してがんばってくる子が出てくる。もっとフィードバックの頻度を高めたい。お便りだけでなく、もっと学級内でパッと紹介する機会こそ、スピード感的にも持続可能性的にも大事だと感じた。


4 具体物(どんな資料やワークシートを使ったか)

・「書く」⇔「読む」のサイクル図
 →総合学習の提案書書き、卒業文集の作文などの際に提示。書いて終わりでなく、繰り返し推敲し合ったり友達と読み合ったりする姿が見られた。


5 注意点(気をつけていることや難しいと感じていること)

・算数の小単元で、久々に一斉指導での授業を行った。子どもの実態や単元の性質によって授業形態を選択できれば良いと考えるが、学び方を切り替える際にはその移行を丁寧にすべきと感じた。なぜその学び方をこの単元では選択するのか、その意図を子どもたちとも共有する必要がある。


6 悩み(この悩みをもとに話し合ったり助言をもらえたりします)

・個人懇談会(希望制)の中で、算数でとっている『学び合い』という学習形態に「すごくいいですね!」という声をいただけた。一方、学校評価アンケートの自由記述で、同じく『学び合い』に関する、不信感を表出されている方が2人居た(自学級と算数に入っているクラス各1名)。記述を見ると、「教師が教えない」というフレーズが独り歩きして、意図が十分に伝わっていないことが分かり、伝えることの難しさと自らの力不足を感じる。信念をもって今の教育活動を行っているにせよ、不信感を抱かせていることは本意ではないので、残り3か月、少しでも不信感をぬぐうにはどうすればよいか、いかに伝えていくかは考え続けなければならない。

けテぶれFC スプレッドシートより


こんな感じです。


書きながら実践が整理されたり、
「じゃあ来週はこうしよう!」と思える機会、
やはりありがたいですね。

子どもたちにとっても、
1週間の最後、金曜の6時間目に設定している
「一週間の振り返りQNKS」の時間を、
そんな風に感じてもらえたらうれしいです。



来週の「け」(計画)


・やっと冬休みに突入した。長かった…
 これまでの成果と課題を整理しようとは思うが、
 まずは、しっかりと休養に充てたいと思う。
 そして残り3か月、子どもたちに手渡すべきものは何か、
 また来年度に向けて自身が挑戦することは何か、
 よく考える期間としたい。

・12月19日(木)に予定していた
 「けテぶれFC実践発表会 in モリまき会」
 延期となりました。
 改めて自身のスライドを見返す時間をいただけたので、
 少しでもご覧になる方に得るものがあるように
 最後の詰め、頑張ります。



それではまた、2週間後に。
#けテぶれFC

いいなと思ったら応援しよう!