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メディアあれこれ

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メディアには「取材する」メディアとしないメディアがあります。取材は社会のインフラです。新聞社の衰退によって、このインフラが細りつつあります。健全な社会を維持していくために、取材す…
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記事一覧

メディアあれこれ 12 未完の日本版“コーヒーハウス” 明治初期、つかのま輝いた読…

◇明治維新をまたいだマルチタレント仮名垣魯文が開いた“カフェ”  仮名垣魯文(かながき…

メディアあれこれ 11 “日本人にはキーボードアレルギーがある”?! 新しいメディ…

新しいメディアが登場したときは必ず否定的な意見が強く前面に出て、本当に先を見通す人はごく…

メディアあれこれ 10 手間暇かけている「取材」のプロセスも見たいーーデジタルなら…

<本稿は論座(朝日新聞デジタル)に2022年09月02日に掲載されました。許諾のもと転載します。…

メディアあれこれ 9 戦争とメディア雑感

◇ハイブリッド報道の進行  ハイブリッド戦争と呼ばれるのはウクライナ戦争(ロシアのウク…

メディアあれこれ 8 もう本屋には行かない?!

<2016年3月に「情報屋台」に書いた文章です。> ◇本を迷いつつ選ぶ、買う、並べる・・・読…

メディアあれこれ 7 マスメディアとソーシャルメディアの連携の時代へ(27年前の予見…

以下は、「日経情報ストラテジー」1997年3月号所載に書いた文章です。27年前ですが、古びてな…

メディアあれこれ 6 デジタル化が開く新聞の新世界(下)こんなこともできる

◇デジタル化で新聞は平面から立体になった  デジタル新聞(デジタル版、電子版)は従来からの紙の新聞と対比すると、「平面」に対して「立体」だと言える。紙の新聞が一日で古新聞と化す平面だとすると、デジタル新聞は立体であり、量的、時間的、機能的な制約がきわめて小さくなった。   量的、時間的、機能的な制約の少ない立体であるから、立体の中身は自由自在につくれる。最新の記事だけでなく、どんどんたまっていく過去記事も読める対象となり、アクセスできるはずの記事量は膨大になっていく。ま

メディアあれこれ 5 デジタル化が開く新聞の新世界(上) 発展前史=成功体験と落と…

◇明治維新期、日刊新聞が登場 ニューヨークタイムズは日本に特派員派遣  渋沢栄一を主人…

メディアあれこれ 4 アテンションエコノミー下のニュースメディアのゆくえ

◆情報洪水下の“客引き”経済  現在は情報洪水の時代です。情報を発信するメディアもまた…

メディアあれこれ 3 「部数拡張のためなら女も活用する」から始まった女性記者

◇化け込み女性記者は、開いていない門をこじあけたパイオニア  『化け込み婦人記者奮闘記…

メディアあれこれ 2 ネットコミュニティ3代ばなし

日本におけるインターネットの普及を先導してきたひとりの井芹昌信さんが6月に60代半ばの若さ…

メディアあれこれ 1 ニューヨーク・タイムズ1000万会員は“上げ底”か?

◇1000万の数字が一人歩き ニューヨーク・タイムズ(以下NYT)は有料デジタル購読数が1000万…