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私はこのnoteで腰痛予防について綴っています。 腰痛予防を目的としたスマートスーツや、職場での腰痛予防を防止するための軽労化ナビなどを開発しています。 私は決して腰痛になってはいけないのです。 でも、2週間の月曜日、朝起きて仕事場に車で出勤し、駐車場に停めて車を降りたら腰に異変が。その後、どんどん痛みが増し、立っていられないぐらいなりました。痛さももちろんですが、腰で身体を支えることができず、腰が抜けるような感覚になるのです。 朝、起きた時は何度もなかったのに、特に重
この時期にしては暖かい日が続いていた北海道も今日は最高気温が10℃に届くか届かないかという気温です。天気予報によれば明日は平野部でも積雪の可能性があると言われています。そろそろ冬支度をしなければなりません。 積雪地域の冬支度の重労働といえば、庭木の雪囲いと車のタイヤ交換ではないでしょうか?地方に住んでいれば、大人はひとり一台の車を所有していることも多く、タイヤ交換は億劫な冬支度のひとつです。 最近はガソリンスタンドやディーラーなどに、タイヤ交換を頼む人も多いのですが、知り
先週、札幌で開催されていた No Maps というイベント(?)では、Wellnessをテーマにした展示があり、SS社が参加している 北海道ヘルスケア産業振興協議会 のスペースがあったチカホ(札幌駅前通地下広場)で体幹力測定会を実施しました。 通常実施している体幹力測定は7種目の体力測定から構成されますが、今回は簡易的に、閉眼方足立ち、2ステップ、座位ステッピング、ファンクショナルリーチ、握力の5種目で実施しました。 会場となったチカホは、札幌駅から大通駅(地下鉄で一駅)
腰痛による経済損失腰痛とは病気の名前ではなく、症状の総称であり、腰部の痛みやハリ、不快感を示す症状のことです。日本人の生涯有訴率は8割を超え、休業4日以上の業務上疾病において腰痛が全体の6割を示します。腰痛による生産性の低下等による損失額は年間3兆円(ひとりあたり約45,000円/年)にものぼります。 プレゼンティーイズムとは プレゼンティーイズムとは、出勤しているものの腰痛などの健康上の理由によって生産性が低下している状態のことを言います。プレゼンティーイズムによる経
転倒による怪我と腰痛は労災の中でも頻度が高いと言われています。特に、加齢によって体力が低下しつつある50歳代以上に多く見られる労災です。 腰痛を予防するための取り組みは、多くの作業現場ですでに実施されていると思います。現場作業でまず取り組むべきは下記の2点かと思います。 作業姿勢の改善 腰へのストレスは中腰状態でもっとも大きくなります。中腰にならないように作業台の高さを調整することは最も有効な手段になります。また、作業台の高さを変えても身長の高い人は中腰姿勢で仕事をするこ
当社では、「軽労化ナビ」というサービスを試験的にローンチしています。 「軽労化」とは、当社の技術やサービス開発の軸になるコンセプトです。 新ためてご紹介します。 身体にかかる負担を軽減することを目的に現場の作業は、日々改善されています。以前は人がやっていた作業を全て機械化、ロボット化してしまったという現場も多いと思います。 一方で、どうしても「人の手」でなければならない現場も多くあるでしょう。そのような現場は、作業者の経験や勘などが強く働くとか、機械化しても費用対効果が
職場での腰痛は生産性の低下、すなわち損失である。 腰に負担がかかる作業といえば、中腰姿勢(前傾姿勢)の維持や上半身の屈伸やひねりの繰り返し、重量物の持ち上げ、長時間の立ち仕事などを思い浮かべます。 また、腰痛発症は中高年に多いイメージがあると思います。この理由は加齢とともに腰椎が脆くなり、筋力も低下するからです。腰に負担がかかる姿勢や作業が繰り返し、長時間続くと疲労が蓄積して、さらに腰痛発症のリスクが高まります。 腰痛の発生要因は腰にかかる負荷だけではなく、メンタルの不
先日、有名な除草剤のメーカさんと人力による草むしりと除草剤散布の場合の腰にかかる負担のシミュレーションを行いました。 撮影現場には弊社の山本研究員が参りました。 シミュレーション結果については、YouTubeで動画として公開されています。(下記のリンクからご覧ください。) この動画で示した腰部負荷の算出について解説します。その作業を行う作業者の腰部負荷許容値を知れば、腰痛予防に効果があると思います。 腰部負荷計測は、作業姿勢と手元負荷(取り扱うモノの重量など)と作業者
これから先、日本ではずっと労働力不足は不足すると予測されています。 少子高齢化社会の進行と人口減少によって、いわゆる15−64歳の生産年齢人口が減少しています。生産年齢人口とはいっても15-20歳ぐらいの若い人たちの多くは学生で仕事はしていません。また、専業主婦や定年退職して働いていな人もカウントされていますので、就業の意思のある人たちを示す労働力人口で表すのが適当でしょう。しかし、日本での労働力人口は生産年齢人口の8割に達していて労働力余力も高くはありません。 そこで、
私たちは「軽労化®️」というキーワードをもとに技術開発やビジネスを進めてきました。 起業した動機が、「現場で働く人たちの負担を軽減して、元気にいきいきと働き続ける」ことを応援したい。という想いに後押しされていたからです。 スマートスーツ®️というアシストスーツを開発・製造・販売していますが、これは、「農家のお父さん、お母さんが苦しんでいる腰痛をなんとかしてあげたい」という課題解決意識があったからです。 詳しくは別記事の "スマートスーツの開発ヒストリ(1)" をご覧くださ
腰痛は人類の8割が経験する疾患です。 特に中高年からの発症が多いようです。 重たいものを持ったり、中腰姿勢を長い時間続けることで腰に負担がかかるような作業をすることで腰痛は発症しやすいのですが、長時間座っていたり、立ち仕事でも腰痛は発症します。時には、寝ていても腰痛発症することがあります。 つまり、腰痛はいつ発症するかわからない疾患です。 ある日、突然、襲いかかってきます。 腰痛になりやすい作業は、意識的に対処することができます。例えば、重たいものを持つときも、なるべく