テケ

横浜市出身の23歳。 大学を卒業し就職するも半年で退職。今は大学院進学を目指し勉強中。昨年、狩猟免許の罠と1種を取得 研究テーマの「これからのまちづくりと「自然」の関わり」を中心に、関係書籍の紹介やいろんな街の紹介も挟みつつ投稿していきます。よろしくお願いします。

テケ

横浜市出身の23歳。 大学を卒業し就職するも半年で退職。今は大学院進学を目指し勉強中。昨年、狩猟免許の罠と1種を取得 研究テーマの「これからのまちづくりと「自然」の関わり」を中心に、関係書籍の紹介やいろんな街の紹介も挟みつつ投稿していきます。よろしくお願いします。

最近の記事

表現の幅を広げる

 最近、少し時間ができたので過去のnote投稿を見返していた。少しカッコつけようとしている気持ちが透けて見えてくるので非常に恥ずかしい。そして、慣れていなかったので仕方がないが、文体もブレブレで読みづらいしキャラクターが掴みづらい。ただ、なにより見ていて気になるのは同じ表現が続くことである。  同じ表現が何度も繰り返させると単調な印象を与えてしまう。単調な文章は読んでいる側を疲させてしまう。特に語尾は敬語を使っていると「〜ます」か「〜です」のほぼ2択になってくるので注意が必

    • 『鎌倉殿の13人雑考』その3

       『鎌倉殿の13人』も気づけば20回が終わってしまった。そろそろ折り返しである。この直近の2回は源義経をめぐって話が大きく展開した。まずは17回から。いきなり最後の場面で恐縮だが、京都で義時と時政は義経と面会する。「経験もないのに自信もなかったら何もできぬ」とかつて言い放った義経に対して時政は「では自信をつけるには何が要るか」を問い「経験でござる」と言う。まだ若い義経を見守るような年長者の視線は暖かい。「さらばだ」と告げる義経も諦めではない、少し明るい顔をしていた。  ここ

      • 作品は生きている

         最近、noteに限らずいろいろな形でアウトプットする機会が増えた。ゼミで発表する、Twitterに書き込む、友達に説明する、日記にメモをする、どれも立派な?アウトプットだと思っている。毎日やろうとしているnoteの更新が滞ることもあるがそれでも毎日なにかしらのアウトプットをしている。  そうした発信物のなかには世に出て他人からの眼差しに晒されるものも出てくる。たとえばこのnoteが良い例である。ふと気づいたらたくさんの方からのいいねやビューが記録されている。本当にありがた

        • 「良い」「悪い」でよいのかい?

           大学院のゼミで論文のレビューをしていた。その論文は地域の、とあるインフラ施設が地域のなかで共有物的な立場を得ていることについて言及していた。その証拠として地域住民ごインフラ施設のトップと地域のトップが同じことを嘆くようなコメントを載せている。「金太郎飴のようだ」と。  この「金太郎飴」には金太郎飴自体に罪はないもののどこかその語りには同じことが続いていることへのネガティブな語りが含まれている。そして、それを私たちは「良くないもの」として認識する。 ただ、この論文の特徴はイ

          世の中で1番難しいこと

           大学2年の頃、つまり私がハタチになりたての頃。わたしは寮のある先輩に連れられて2人きりで近くの焼肉屋のランチに行った。その先輩は東大のテニスサークルの幹事長でスポーツ万能、イケメンで性格も良しとこの世の男たちが誰もが羨みそうな要素を兼ね備えた人だった。いつもサークルやインターンに出かけているので寮内で顔を合わせる機会は少ないのだが、たまに寮の食堂で会うと僕らのことを気にかけてくださる本当に良い先輩だった。  焼肉屋に連れて行っていただいたのは私が寮内のイベントで頑張ったこ

          世の中で1番難しいこと

          シカの大地

           札幌に来てしばらくが経つが、札幌で「北の大地」を感じることは少ない。確かにこの街は山に囲まれているし、街なかでも緑地や公園を見かけることはある。しかし、「北の大地」という言葉から連想されるような雄大さや大自然といったものは感じない。それは私が本州にいたときに耳にしていた「シカがめちゃくちゃ多い」いう話の感覚とも馴染まないこととほぼ同義と言って良いだろう。さすがに日本の中でも指折りの都市・札幌である、ただ、これほどの大都市に大型の野生動物が住んでいるという。それもその中心部と

          シカの大地

          宿の親父とPerfumeと その2

          さて、昨日の続きである。  車に乗り込むとオーナーは色々質問してくれる オーナー「今日は仕事の休みですか?」 私「いえ、大学(院)生で授業がないんです」 オーナー「どちらから」 私「札幌です」 こんな感じで一通りの自己紹介をしていく。 オーナー「どう旅行してるの?、6日パス?あーあれを使わないのはもったい無いよね、どう回っているの?、6日じゃ函館までは行けないし」 こんな感じで会話は進んでいく。Perfumeのライブは中盤に入ったのか、歌からちょっとしたパフォーマンスに

          宿の親父とPerfumeと その2

          宿の親父とPerfumeと その1

            今年のGWは1週間使って旅をしていた。ちょうどJR北海道が「6日間周遊きっぷ」という非常におトクな切符を販売していて、これがしかもGW中も使えるものだからありがたく利用させていただいた。  ただ、宿は探さなければならない。性格的に私はあらかじめ探すといったことはできず、いつも行き当たりばったりなのだが、GW中ともなるとどこの宿もいっぱいで、下手をすればまだまだ寒い北海道の夜を、ヒグマの恐怖なんかにも怯えながら野宿しなければならない。  3日目のことだが、いよいよ近場で

          宿の親父とPerfumeと その1

          最北の路線バスの車窓から

           先日、北海道の稚内へ行く途中の話を書いた。我ながらひどい文章ではあるが、そのエピソードの続きを書きながら(描きながら)色々と話をしてみたい。 https://note.com/smartbranch/n/n918aaf6c7a9e  稚内についた翌日、稚内から音威子府という場所まで、路線バスを5時間乗り通すということをした。この路線の大半は元々天北線という鉄道が30年近く前まで走っていた場所で、今も鉄道の線路跡らしきものや旧駅舎が沿線に数多く残っている。ちなみに稚内から

          最北の路線バスの車窓から

          『鎌倉殿の13人』 雑感その2

          さて、1週間も更新が空いてしまった。少しズレたゴールデンウィークにしておこうと思うのだがその再開を祝す投稿としてこのテーマを選んだ。幸運にも前回の「雑感その1」は高評価をいただいた。別に歴史に精通しているわけではないので至らぬ点もあるかと思うが、1人の視聴者の視点ということでお許しいただきたい。さて、今回はいかがだろうか。  このタイミングに2回目を持ってきたのもちろん、源平合戦が終わったという節目のタイミングだからだ。一ノ谷の戦い、屋島の戦い、壇ノ浦の戦いがとんとん拍子で

          『鎌倉殿の13人』 雑感その2

          無人駅の待合室で

           忙しかった4月も終わり、ゴールデンウィークが始まった。久しぶりのリフレッシュとして私も昨日から旅をしている。北海道に来て早一ヶ月が経つが札幌から一歩も出ていなかった。だからこれを機に1周してやろうではないかと思ったのである。その初日のことを書こうと思っている。  昨日は朝一番に札幌を出て鉄道に揺られて稚内を目指す予定だった。しかし知り合いが途中まで同じ方向に車で向かうというので、鉄道からは見られない景色を見るのも良い勉強だと思い、乗せていただいた。海岸線の道を進んだのだが

          無人駅の待合室で

          無意識に向き合う

           昨日は言葉の裏に感じ取ってしまうものを「」に入れてみようという話をした。それは私たちが無意識のうちに感じ取ってしまう言葉のニュアンスが可能性を狭めているのではないかという話からであった。そこで今日はこの無意識というものに目を向けてみる。そのためにまずは一つの質問から始めてみたい。その質問とは「『山』の絵を描いてみてほしい」というものだ。あなたはこう聞かれたらどのような山を描くだろうか。少し考えてみてほしい。実際に描いてもらえるとなおありがたい。  そして、その描いた(もし

          無意識に向き合う

          行間を読む

           先日、ゼミでとある中山間地域で起きているある社会問題の解決に向けた取り組みについての論文を読み議論をしていた。よくある人口減少による担い手不足のような話になったのだが、「問題に対する対策をしなくなっている」という話題が出たときに少し議論が停滞した。なぜかというとこの論文では対策をしなくなったことを肯定的に捉えていたからだった。この論文自体は担当の教授が持ってきたものだったが、教授の意図もまさにこの点にあった。  普通、なにか課題があってそれを解決しようとする取り組みがあっ

          行間を読む

          記事の素材を探すこと

           平日は毎日書くと決めて(しまい)、早3週間が経とうとしている。当初のプランでは日頃から書き溜めたものを、毎日30分弱で校正して出すという目論みであったが、そんな希望はとっくの昔に泡となっている。とりあえず欠かさず出すことが目標だから、今のところは毎日が記事の素材探しの旅である。  この記事のタイトルを「探すこと」とした。「探し方」のような表現にすることと、「ハウツー(How to)」のような内容だと誤解されたくなかったからだ。今日は探すという行為に焦点を当ててみたいと思う

          記事の素材を探すこと

          書き続けるための逃げ道

           気がつけば30本以上の投稿をしていた。名前も文体も投稿頻度も内容も最初とは全く違う形が今はできあがっている。さて、多くの方が「noteを続ける秘訣」のようなものを書かれていて、それに触発されたようなタイトルとなってしまったのだが、(いろんな意味で)見た目ほど堅くもしっかりもしていない私の落書きのようなものなので気楽に読み流していただけたら幸いである。  ひとつのエピソードから紹介しよう。私は2年前まで大学の寮に住んでいた。先輩・後輩関係がしっかりと残っているところで私も例

          書き続けるための逃げ道

          メガシティを八艘飛びで生き抜く

           週を跨いで都市のことを書いている。まさかここまで延びるとは思わず、私自身がとても驚いている。一度でも1日で書き収めてやろうなどと考えた自分に呆れてしまう始末だ。都市ではあまりに大きすぎるので「東京」に絞ったが、それでもまだまだ語るべきことがあるし、現状ではまだその1パーセントも語れていないだろう。だから少しずつということで、今日は交通の話を進めていく。  周りの話を聞く限り、初めて東京に来た方が一番困るのは移動ではないだろうか。特に地下鉄の乗り換えで困るという話をよく聞く

          メガシティを八艘飛びで生き抜く