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物事を深く考えることが好きです🌼 教職、学芸員、愛玩動物飼養管理士2級の資格を持ってい…

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物事を深く考えることが好きです🌼 教職、学芸員、愛玩動物飼養管理士2級の資格を持っています🖋 自分が考えたこと、感じたこと、学んだことなどを様々な形で投稿します。 最近はインスタントフィクションにはまっています📖

マガジン

  • イケメン彼女のとなり

    初めての恋人はイケメンな彼女だった。ストレートだと思っていた私はバイだった。彼女と付き合ってからの心情を書き留めていく。 セクシャリティや自分の在り方などについて思うことがある方に読んでいただければと思います。一か月に一回くらい更新したいです。

最近の記事

  • 固定された記事

BL好きでGL無理な私が、イケメン女子と付き合ってる話

『ちっさい時の人生プランでは今頃結婚して子ども生まれてるんやけどなあ』 大学を卒業する年齢になると、友人とこういう話題になることがある。 私も確かにそうであった。 実際に母親は今の私の年で私を出産している。 それを聞いたとき、特に意味もなかったが、母親が私を出産したのより若い年齢で子供を産みたいなんて考えていた。 もちろん、その前に結婚するし、相手も当たり前みたいにいる前提である。 私の人生プランはすでに、わけのわからない方向に進んでいたのかもしれない。 BLを知った

    • 大切なもののために、故郷で再出発することにした。

      前回の更新からだいぶ間が空いてしまった… この間色々あったけど、転職することにした。 幸運にも大学生活を送った第二の故郷で、再出発することができそうだ。 現職はまだ続いているが、今月中にはその意思を伝えて、それが通れば夏ごろから新しい、懐かしい生活が始まる予定である。 今回はこの決断に至った経緯と、大事なものについてじっくり考えたことをつらつらと書いていきたい。 昨年秋ごろから、仲良くしていた上司の様子が変わった。 いや、もともとそういう感じもあったが、嫌な部分が出てくる時

      • 苦手な状況と大好きな空間。

        今年は一言で言うと、激動の一年だった。 色々、あったなあ、いろいろ.…(笑) でもひとまず、2023年も終わりまでちゃんと生きている自分をほめよう。 良かった。ありがとう。本当によく、頑張ったね。 4月から社会人になって、こうなんじゃないかなと思ったことがあるので、頭の整理も兼ねてつらつら書いていきたい。 タイトルにもある通り、今年は自分の好きと苦手がよく分かった年だった。 それが分かる過程で、自分のことをよく見て考えることもできた。 嫌な自分もたくさん見た。それはもう、

        • 大丈夫。わたしはもう、十分にやさしい。

          「大丈夫大丈夫。減るもんじゃないしっ!」 そう言うとたいてい、周りの人たちは笑ってくれる。 あぁよかった… とか、思っているのかもしれない。 けれど私の心の中の何かは、確実にその質量を失っている。 周りの人が嫌な思いをしている状況が、たまらなく苦手である。 いじりの延長と言うべきか。いや、計算されつくしたいじめと言うべきか。 ちらりと視線をやると、当人はやっぱり嫌そうにしている。 どうしよう、どうにかできないかな。 でも、周りも頭が悪いやつばっかりで、そんな

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        • イケメン彼女のとなり
          4本

        記事

          きっと、ずっと、さみしかったんだなって。

          自分は不幸だっていう話を、したいときがある。 その話を聞いてくれる人は、私に幸福をもたらしてくれる人であるのに、それに甘えて、もっと自分を見てくれ、心配してくれと、懇願しているのである。 本当はそんな風に思ってほしくないのに、 そんな人には一番幸せになってもらいたいのに。 子どものわがままみたいで、自分でやっていて嫌になる。 自分に自信がある人は、自立している人はそんなこと言わないよって、そういうことも分かっている。 私は自立なんかしていない。 自分に自信もない。

          きっと、ずっと、さみしかったんだなって。

          あなたとイたい。あなたとシたい。

          *性表現、BLコミック『朝まで延長希望です』、『朝までずっとそばにいて』のネタバレがあります* 付き合うとか、性欲とか、セックスとか。 最近よく考えている。 真剣ですとも。 むらむらなんか、してません。断じて。(笑) 後輩に、好きな人ができたらしい。 付き合いたいの?と聞いたら遠慮がちに、そうですね、と答えた。 私は悪い先輩なので、問い詰めてみた。 付き合うってことはさ…あの、その、夜の大運動会も、なんていうか、OKなの?したいの? お巡りさん、セクハラです← 良い後

          あなたとイたい。あなたとシたい。

          父への伝言

          * 文章はネガティブですが、筆者は元気ですので安心してください。 * パパへ 体調はいかがですか。 今日も仕事に行ってくれてありがとう。 仕事、嫌やんな。 それなのに毎日何十年も続けてくれてありがとう。 学費、浪人のお金、服のお金、出してくれてありがとう。 パパに感謝していること、いっぱいあるよ。 だから、私もパパのためを思って、20年一緒に暮らした私から、 これからのパパの人生が、少しだけ良くなるかもしれない助言をさせてください。 一度しか言わないから、よく聞いて

          父への伝言

          母への手紙

          * 文章はネガティブですが、筆者は元気ですので、安心してください。 * ママへ 信頼している大学教授が、「話で一番重要なことをはじめの言葉として書きなさい」と教えてくれたのを覚えている。 私は自己満足の、たぶんこれから先何の役にも立たないような論文のはじめの言葉に、当時研究対象であった毛むくじゃらで小さくてすばしっこい、愛らしい生き物の名前を書いた。 何の役にも立たないと言ってしまっては、真摯に指導してくれた教授に失礼である。 手紙とはいえ、そういうことを気にする。

          母への手紙

          明瞭な嫌と不明瞭な好

          かれこれ半年ほど、何かを探しているような気がする。 正体が分かりそうになるたびに、その答えが気の遠くなりそうなほど先にあることに絶望する。 それでも前に歩を進めるしか選択肢はないのである。 とりわけ学校というものは、私に様々な影響を与えた。 家族以外の人間が存在するという事実。 多様性と偏見。 組織と理不尽。 権力と自由。 先生と言う名の悪魔。 友達と言う名の檻。 個性と言う名の差別。 素直で無垢な子どもであったように思う。 正解がある家庭で育ったこと

          明瞭な嫌と不明瞭な好

          愛おしくて哀しい

          『意味も知らず歌う恋の歌を、ほめてくれたあの日に』 小学生の時に見た映画の主題歌の、一節である。 初めてこの歌を聞いたとき、文字通り恋の意味なんて分からなかった。 その時と同じように、「愛しい」を「かなしい」とも読むことも知らなかった。 本当のところは違うかもしれないが、少なくともこのころよりは、その意味を分かる気がする。 初めて彼女と口づけを交わしたとき、知らぬ間に涙を流していた。 電気を消した後だったからお互いの表情はわからなかったけれど、私の頬に優しく添えてく

          愛おしくて哀しい

          イケメン彼女~遠征編前編~

          「一年生も二人、ついて行っていいって!」 そう、先輩が参加する遠征についていく権利がかかった今世紀最大のじゃんけん(大会)があったのだ。 そんな貴重なじゃんけん(大会)であったが、なんの変哲もない講義が終わって人がわんさか通る、なんとも適当な環境の中で行われた。 あんまり気合を入れすぎるのを見られても恥ずかしかったので、顔だけは平常心を保ちながら出した手は、見事その権利を勝ち取った。 それだけではない。 「ホテルの部屋割り、決めるね~」 部屋… そうか、部屋も、一

          イケメン彼女~遠征編前編~

          すきでたまらない

          彼女のことが、好き。 世界でただ一人の、私の恋人。 かけがえのない存在。 彼女の好きなところをあげていくときりがない。 彼女により沿って、過ごしていたい。 瞬きするのさえ億劫になって、あたたかいぬくもりに包まれたまま眠りにつきたい。 このあいだ二人で飲んだお酒は、今ままで飲んだ中で一番楽しかった。 知らない遠い土地に、私が愛する人が確かにいて、 私が知らない間に調べてくれた居酒屋にそれとなく入って、 よくある南国っぽいトロピカルなお酒を頼む。 「どれが飲みたい?」 っ

          すきでたまらない

          イケメン彼女との出会い~先輩は女の子だった~

          先輩との出会いは唐突であった。 扉の向こうから現れた先輩は、寒がりなのか季節のわりにやけに着込んでいて、ほとんど顔も見えなかった。 しかし、あふれ出る雰囲気が私の視線を掴んで離さなかった。 この人…好き。 ただそれだけが頭の中を占領した。 この人のことをもっと知りたい。 でも、そういう人に限って、あまり言葉を発しないのである。 自己紹介をしようということになって、新入生が順番にプロフィールを言っていく。 関西弁が目立つ私が自分の出身を言う前に、「大阪でしょ?」と鋭い

          イケメン彼女との出会い~先輩は女の子だった~

          自己紹介

          遅ればせながら、自己紹介をしようと思います。 大阪で生まれ20年ほど過ごし、大学進学を期に北の大地で一人暮らしを始めました。 今年大学を卒業します。 幸運なことに就職先は決まりましたが、春からどこに住むかはまだわかりません。 どこになるのかとても楽しみです。 北の大地に住む憧れはありましたが、それと同じくらい家から出なくちゃいけない、という気持ちに駆られて進学を決めました。 ものすごく恵まれて望まれて生まれてきましたが、正直なところ、家庭環境はクレイジーでした。 全員がそ

          自己紹介

          イケメン彼女と付き合ったことについて、連載として書き留めようと思います。

          前回、「私だけかもしれないレア体験」というものに投稿させていただいた記事が、自分の記事で初めて、スキ10こを突破いたしました。 投稿したのは以下の記事です↓ スキしてくださった皆様、そして、少しでも読んでくださった皆様、本当にありがとうございます! 私としては「レア体験」として投稿したものですので、この結果が、 「そんなことあるんだ」 というレア体験として捉えられているのか、 「わかるー!」 という同意の意味で捉えられているのか、はたまた、 「こんなの知らなかったなぁ」

          イケメン彼女と付き合ったことについて、連載として書き留めようと思います。

          強くなんてなかった

          嗚呼、私は、なんてみじめなのだろう。 質量を持った鉛の空は、今にもしずくを落としそうなものの、ずっと抱えたまま、ただそこに、じっと存在している。 どうせなら、早く降ってきてくれ。 この何者でもない私にそれをたたきつけて、声高らかにあざ笑ってくれ。 そしてどうしようもなく流れてくるこの情けない涙を、誰にも気づかれないように一緒に流しておくれ。 気づいてしまったのだ。 何も知らなかった自分に。 いや、実際は気づいていたのかもしれない。 しかし、一度そこをのぞくと、もう二度と

          強くなんてなかった