ビーツのポテンシャルを探ってみた!
はい、あのビーツです。触るだけで指がどピンクに染まってしまう野菜。
どんな色よりも強烈な最強天然色素のひとつって感じのすごいやつ!
トップの画像は、スタンダードにボルシチ。サワークリームもどさっと載せたりなんかしてる、まあまあ見かけないこともない料理。ボルシチを初めて作ったのは、かつて何度か伺ったことのある京都及び大阪のロシア料理店のボルシチの記憶をたよりに、検索して探したレシピをいくつか参考にしてアメリカ産缶詰のビーツを使った案件か。ちなみに、この画像は生のビーツを処理して手間をかけて作ったひと品なので、手間は缶詰の比ではない。そのままだと土臭い感じを、しっかり和らげるための下処理を調べていろいろ試して実験中。そのままかじってチェックしたけど、巷で言われるようなクセは感じなかった。甘味があっておいしい。ものによるのかな?
1. 畑直送ビーツって葉っぱの存在感すごいでしょ
こちらが畑で取れた葉付きニンジンならぬ葉付きビーツ。はい、弟&甥の作品なのだ、これ。ちゃんと育ってるのがすごいわ。もちろん本職ではなく、あくまでも趣味の延長なのだが、だんだん本格化している最中。ちなみに、彼らの野菜作りエピソードは、こちらで~。
ちなみに、日本の蕪みたいに葉っぱの漬物とかできそうに見えるでしょ?ぱっと見。でも、これはやめといたほうが良いよ~。母が実験して向いてないことの確認を実施済。「あまりに立派でいい葉っぱだし、試しに漬けてみたけど、これはなしだわ」という報告を受けたので、私はもうそこは避ける!
炒めてから煮込む分には全く問題なかったので、葉と茎の部分は、生さえ避けたらOKってことなんではないかと。未知なるものを探るのは楽しい!母娘そろって、食べ物に対してはチャレンジ精神が人一倍強いので、自然と報告会になるってお話。
2.なんやこのすごい色の物体は!っていうやつ
はい、どピンクのパン!やらかした感全開!だけど、味はいたって普通においしいパン。なんでこれ作ろうと思ったかというと、そもそもビーツは体に良い栄養素が豊富(カリウムとか鉄分とか葉酸とかなんやかんやで食べる輸血とか言われてる)らしいので、主食である穀物との相性を試してみたかったのだ。で、手っ取り早く「パンかな~」って思いついて、即やってみた。焼く前は、ビビッドな粘土のような見た目でさらにクセ強ビジュアルだったなぁ。焼きあがってもガツンとくる色はキープ。焼き立てをそのままちぎって食べたら、ほのかな自然の甘味を感じたけど、冷めたらそうでもなかったかな。
ちなみに、ひとつはハンバーグとレタスを挟んで「真っ赤なハンバーガー」にして食べてみた。見た目の過激さwとは裏腹に、普通にハンバーガー然とした味だったというオチも何もない結果だったのがやや残念(?)。そうそう、色がきれいかもって思って、卵サンドも作ったりしたけど、それはまた別の機会に。
3.ピンクまみれのピンク麺、わけわからん?
主食系のパンに続く麺バージョン。ちゃんとした手打ちパスタを目指して頑張ってみたものの、「そもそも麺なんて自分で作ったことあったかな」というぐらい記憶に自信なし。レシピ検索に頼りまくった。(※あ、そういえば一人暮らししてた大学生の頃、確かテスト勉強か何かで「外に出るのめんどくさいし」ってなって、小麦粉でうどんらしきものを作ったこと思い出したぁ!何を思ったか、ふみふみする代わりに分厚い本で圧力かけて放置しておいたらいいのかも!なんて授業で使う『六法』とか分厚そうな本を手あたり次第集めてのっけてた気がするけど、どんな仕上がりだったんだろ。おいしいわけないわな。放置うどん(?)なんて。都合の悪い記憶は自然と忘れがち)
で、スーパー極太パスタ(うどんだとしても太めかもね)は時を経てまた適当な感じで作られたわけだけど、ソースでカバーしようという作戦。もちろんビーツ入り。大山ハムのブロックベーコンをザクザク大きめにカットして、まあまあな大きさのブラウンマッシュルームも大量投入して、生クリームもケチらず使った。味付けはまあまああれこれ入れたけど、たいして何かを参考にするわけでなく勘で味付けしていく感じ。だって、そもそもこんなメニュー食べたことも見たこともないんだから100%フリースタイル!規定演技より好きだわ。仕事でもそういう傾向あるし。決められたことより、自分で道をつくるほうが性に合ってる。しんどさと発見を楽しむみたいな。
4.ついでにこんなのも
こちらは、3で紹介したパスタソースではなく別物。何かわかるかなぁ?
実はカレーだよ。はあ~~~???でしょ。「カレーって黄色とか茶色なんちゃうんかい!」って突っ込み、聞こえてきそうだけど、これもカレーなんだから。香りも味もカレー。とはいえ、各種スパイスが配合されたウコンの黄色が輝く「カレー粉」は使わない。スパイス的なものとしては、しょうがとガラムマサラだけ。あとは塩で味をつけたりするんだけど。牛肉を使ったけど、鶏胸肉とかのほうが、色合いがさらに真っピンクに見えたかもね。色はピンクだけどカレー!の正体はそういうところだった。
ぐつぐつ煮込んでるところを眺めていると、にやにやしてしまってた。ビーツからにじみ出る真っ赤な色に牛乳を加えると、こんな風に、「絵具でも溶かしたんか?」ってぐらいエグい色合いになるので大大大興奮!料理をしてて、見た目がとんでもないものになればなるほど、なんか盛り上がるクセがあるからなぁ。あ、これもおいしくいただいたんで。はい、普通にカレーとして、ごはんにかけて。途中でふっと、「何喰ってんだろ」って気分になりながら、舌の感覚を信じて食べ続けたのであった。ビーツが面白すぎるから、ついついあれこれつくってみたけど、まだまだビーツ研究は始まったばかり。そうそう、皮から作る餃子もつくってみたんだったー!ビーツ入りの皮、焼く前は並んでる姿が「おもろかわいい風景」に見えたんだけど、焼いたら団体でくっついたりして、なんだかホラーっぽい風景になってたので自粛~( ´艸`)
ちゃんとこねこねしてつくるのは達成感かったけど。今度はピンクの肉まんとかいいかもね。中にチーズとか入れてみたくなるわぁ(妄想妄想)
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