自由な学校を探して | 自由に生きる探究(3)
こんにちは!りかです。
お金のことや仕事のこと、結婚や子育てのことなど、人生にはいろんな悩みや難しさがあるものですよね。わたしもたくさん悩んできました。でも「自分の意識を変えると、現実も変わる」ということが経験的に腑に落ちてから、どんなことも実験みたいに楽しんでみようって気持ちになりました。
そんな日々のことを綴ります。
学校生活に対して息子が「不自由だなぁ」と感じるようになった、その後のこと。
前回の投稿はこちら。
不自由を感じる瞬間
小学3年生の終わりごろから、息子は公立小学校での生活を「なんだか不自由だなぁ」と感じるようになっていたことがわかりました。
特に感じていたのは、給食の時間や休み時間の短さ。それから、工作や絵を描くのが好きな息子にとっては「もっとやりたいのに、時間が足りない!」というのが一番の不自由ポイントだったみたい。
授業で「さぁ、描こう!」となっても、すぐに描き出せるわけじゃない。描くのが楽しくなってきた頃に、「はい、時間です」って授業が終わってしまうことが多かったんですよね。
うんうん、気持ちはわかる。
でも、決められた時間割に従って、みんなと一緒に行動する力も大事かも?って思ったりして。時間が自由な小学校なんて、そもそもあるのかなぁ…って。
学校生活への疑問と理想
結論から言うと、息子が「なんでこうなの?」って納得いっていないまま、興味ややる気を押さえ込んで、ただ時間割に従って授業を受けることは、長い目で見たときに息子のためにはならないんじゃないかなって私は考えました。
そういう学校生活を送って、大人になったときに「自分って何をやりたいんだろう?」って悩んでいる人たちを、たくさん見てきたから。
学歴が高くて収入が良いってまったく関係なくて、大人になってから「本当にやりたいことがわからない」っていう人、ほんと多いんですよね。
公立小学校での生活は、社会で生きる力、特に会社に雇われるための労働力を養うトレーニングとしては素晴らしい仕組みだと思います。雇う側や管理する側にとっては理想的。
でも、私は息子に「自分で見て、考えて、選択して、自分で人生を切り開く力」をつけてほしい。
大人たちは、良かれと思って、または無自覚に、子どもたちにいろいろな価値観や考えを教え込みます。でも、息子にはそれをそのまま受け入れずに、広くニュートラルな視点で見られるようになってほしくて。
見ていると、毎日学校で過ごす中で、息子は少しずつ「先生の指示に従うこと」に慣れていってしまっているようでした。家でいくら「自分で見て、感じて、考えることが大事だよ」って話しても、学校で過ごす時間は長いので影響が大きいんですよね。
海外の学校も視野に入れて
国内の学校をいろいろ調べる中で、海外の学校も視野に入れてみました。
特に印象的だったのが、バリにある「グリーンスクール」。環境教育に力を入れていて、自主的に取り組むプログラムがあるというカリキュラムに興味を持ちました。
私の友人もお子さんと一緒にグリーンスクールに通ったことがあったんですが、バリでの生活が合わずに数ヶ月で帰国してしまったのだそう。
息子が興味を持ったら一緒に見学に行こうかなと思っていたのですが、動画を見ても息子の反応は微妙で…。ちょっと残念でした。
わたしたち夫婦が惹かれた学校
そこで、今度は息子にニュージーランドのグリーンスクールも提案してみました。
ニュージーランドは、九州に引っ越す際に移住候補に入れていた場所だったので、私と夫は結構乗り気でした。でも、ニュージーランドのグリーンスクールの学費が、バリに比べてかなり高くて、息子の学年だと年間340万円くらい!気軽に考えていたので、金額にビックリでした。しかも学年が上がると、さらに学費が増えます。
学費が高かろうが海外だろうが、息子が興味を持ったらアリ!って思っていたのですが、息子の答えは「NO」。
海外に行ってしまうと、今通っている小学校のお友だちに会えなくなることが息子にとっては大きなネックでした。
息子が最終的に選んだ学校
いったい、「国内で通える場所で、休み時間がもっと長くて、好きな授業にもっと時間をかけられる学校なんてあるの?」って思ったんですが、見つかりました!
それはフリースクールではなくて、認可を受けている私立の小学校で。家からは2時間くらいかかる場所にありますが、寮もあって、毎週帰宅することができるんです。
実はこの学校、20代の会社員時代に出社前に朝ごはんを食べながら「ズームイン朝」(懐かしい!)で見たことがあった学校でした。木をたくさん使った校舎で、ドアがないのが印象的だったのを覚えています。体験学習が特徴で、先生と子どもの距離が近い感じが素敵だなって。
自分が子どもだったらこんな学校に通いたかったなぁって、テレビを見ながらぼんやり思っていたところでした。学校名をずっと忘れていたんですが、名前を見て思い出しました。「あの学校の姉妹校だ!」って。
最近もメディアに取り上げられていたみたいで、YouTubeにいくつか動画が上がっていました。動画を見た息子はすっかり気に入って、関連動画を探しては何度も何度も見ていました。
その学校は、自由な校風を大切にしていると発信していますが、実際にどれだけ自由で、先生たちがどうやって子どもたちの自主性を育んでいるのかは行ってみないと分かりません。そんな思いを胸に、3年生の終わりにお隣の県にある私立小学校の見学を予約しました。
「ここなら、週末ごとに帰ってこれるし、今のお友だちとも引き続き遊べるよね」なんて、息子は嬉しそうで。まるで、新しい冒険の始まりを待ち望んでいるような、その顔を見て、私もなんだかワクワクでした。
つづきは、こちら。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
あなたが、いまどこにいて誰といて何をしていても
いつも健康でしあわせでありますように。
もし、はじめましてでしたら、ご挨拶させてください。