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【読書会_開催報告】第3回_Yokohamaゆったり読書会(24年3月24日(日)開催)

▽はじめに
2024年3月24日(日)10時~第3回目の「Yokohamaゆったり読書会」を実施しました。今回で3回目となりましたが、7名で楽しく開催することができました。(ご参加の皆様ありがとうございました!)以下、開催内容のご報告になります。

ご紹介頂いた本です。今回もバラエティに富んでいて面白かったです('ω')!

▽開催場所
今回も桜木町のレンタルスペースをお借りしました。第1回目と同じ会場でしたが、桜木町駅徒歩1分でアクセスも良く、キレイな内装であったので、また利用したいと思っています('ω')

アクセス良くキレイな場所でした('ω')

▽自己紹介・アイスブレイク
まず自己紹介とアイスブレイクを行いました。

アイスブレイクのテーマは「春になったらやってみたい・行ってみたいこと」。皆さんそれぞれ、これからやってみたい、行ってみたいことをコメントしながら、穏やかな雰囲気になりました。

▽ご紹介頂いた本
今回は、以下8冊がご紹介されました。

①「愛されて、勝つ 川崎フロンターレ」原田大輔 (著)

(概要)川崎フロンターレは、2022年にクラブ創設26周年を迎えた。彼らはJリーグ屈指の強豪であり、地域貢献度でも高い評価を受けている。本書は、クラブの歴史と理念、ピッチ外での活動に焦点を当て、関係者やサポーターの証言を交えながら、フロンターレがどのように川崎のシンボルとなり、地域愛を築いてきたかを描いている。

(感想)ご紹介頂いた方は川崎に在住され、リアルにフロンターレの地元愛の取り組みを実感されているとのこと。フロンターレの強さの源には、地元の人との交流と後押しのパワーがあるようで、小学校の算数ドリルもフロンターレ版だとか!(驚)お話をお伺いして、川崎周辺散策したくなりました!

②「高い城の男」フィリップ・K・ディック (著)

(概要)ロバート・チルダンは、アメリカ美術工芸品商会を経営し、日本の勢力下にあるサンフランシスコで商品の説明をしていた。小説は第二次世界大戦で枢軸国が勝利し、日本とドイツが世界を支配する架空の世界を舞台にしており、現実と虚構の微妙なバランスを描いている。

(感想)第二次大戦の戦勝国が、アメリカではなく、日本とドイツだという、なんとも凄い世界の小説!これを聴くだけで個人的には興味津々でした!('ω')世界を半分ずつ二国で支配しているようで。あと、この小説の中の小説は、アメリカが戦勝国=実際の世界という、なんともパラレルな構成
ヒトラーも生存しているとのことです!こんな小説あるんだ~と楽しかったです('ω')!

③「猛スピードで母は」長嶋 有 (著)

(概要)母は結婚をほのめかし、アクセルを思い切り踏み込んだ。現実に立ち向かうカッコイイ母親を小学生の皮膚感覚で綴った芥川賞受賞作

(感想)主題「猛スピードで母は」を含む短編集。登場するのは、いわゆるダメ人間系の人々ということですが、前を向いて歩いていこうという物語とのことです。人間なんで、ダメな部分もありますが、だからこそ愛すべき存在なんだろうなあと小説を通じ考えさせられそうです('ω')

④「すべての悩みはストレッチで解決できる」 福嶋尊 (著)

(概要)本書は、体を鍛えたり柔らかくしたい人だけでなく、仕事や健康、恋愛、人間関係で悩んでいる人にも効果的なストレッチの重要性を説いています。筋トレやストレッチが仕事やプライベートの悩みの解決につながることが紹介されております。

(感想)詳細は、おそらく本書を読んでなるほど~と思うと思いますが、私も運動×脳の本はいくつか読んだことがあり、ホルモン分泌コントロール、身体知、脳のリフレッシュなど体を動かすことは自己肯定感の底上げに繋がりそうなので、手軽に、すぐにできる解決法の一つになるかもしれませんね!('ω')

⑤「東京都同情塔」九段 理江(著)

(概要)日本でザハの国立競技場が完成し、寛容論が広がる中、建築家の牧名沙羅は矛盾する信条と仕事に苦悩する。彼女は新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」の建設に関わり、犯罪者への寛容さと建築の関係を深く探求する。この物語は、ふわっとした言葉と実際の正義の関連を探る一方、AI時代の未来を描く。

(感想)刑務所が寛容な表現となり「シンパシータワートーキョー」となったり、犯罪者のことを生まれながらの悪人のことを”ホモ・ミゼラビリス”という呼び名をしたり、ChatGPTのようなAIを使って生きる知恵を得たり
現在とは少し異なる仮想世界を描いているとのことです('ω')道徳観念の見直し、変化、テクノロジーの進化などを考えると、もしかしたら起こり得そうな未来かもしれません!テーマの視点が面白いと思いました!('ω')

⑥「ヘブン」川上 未映子 (著)

(概要)十四歳の主人公が同級生からのいじめに苦しんでいたとき、差出人不明の手紙を受け取る。それはいじめられる者同士の特別な絆を生み出すが、その関係は徐々に変化していく。

(感想)2012年に書かれた長編小説。いじめられた僕と小島の2人の心の交流を描く。僕をいじめるのは、クラスのリーダー的存在男子、容姿端麗・能力万能で、いじめる理由は、僕の見た目という理不尽な理由。でも妹にはなぜか優しくて・・。
最後のほうに、包帯を取るシーンがあるらしく、その情景描写がとても美しいとのこと。またヘブンは、絵画が関連するようで。
著者は「黄色い家」が有名ですが、この本もとても興味持ちました('ω')

⑦「幻夏」太田 愛 (著)

(概要)刑事の相馬は、少女失踪事件を捜査している間に、23年前の出来事を思い出す。彼の親友が台風の後に突然消え、奇妙な印が残されていた。事件の真相を追ううちに、恐ろしい罪の存在が浮かび上がってくる

(感想)太田愛さんは、ドラマ相棒の脚本も担当しているとのこと。冤罪をテーマにしたクライムサスペンスで特徴的なのは、取材をしっかり行い、根拠のある記述であるという点。
行方不明の男の子が20年以上の時を経て現れるというなんとも興味深いテーマだけでなく、社会問題も考えさせられるとても面白そうな小説だと思いました!シリーズの2作目らしく、読んでみたい一冊でした!('ω')

⑧「アリアドネの声」井上真偽 (著)

(概要)巨大地震が発生し、地下に取り残された視覚と聴覚を失った女性が生存不能の状況に。救助隊の侵入が不可能な状況で、6時間後には安全地帯への経路も断たれる。ハルオはドローンを使って中川を救出するため、非常に困難なミッションに挑む。

(感想)私の紹介した本です。面白過ぎて2日で読み終えました!('ω')。内容的には、ドローンを駆使したタイムリミット救出劇。小説なのに、時間に追われる感覚と最新鋭のドローンのスピード感溢れる内容でした。
目も耳も利かない女性を誘導するドローン技術は凄かったです。そして、この中川さんは本当に障害を持っているのか??という疑惑が湧き、物語はクライマックスへ向かいます('ω')!

▽終わりに
第3回も楽しい読書会でした!今回は、告知約1週間程で満席となり、リピート参加の方もいらっしゃり、少しづつ浸透してきた感もあります('ω')。
周りに本好きがいなかったですが、このような形で本を通じてお話できる交流は、なかなか良いですね!
ご参加の方からも「楽しかったです!」のコメント頂けたことも、非常に嬉しかったです!

次回も桜木町周辺を予定していますが、また、決まり次第リリースします<m(__)m>

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