子供はお金が「かかる」のではなく「かけている」という説
先日、フォローさせて頂いているぽよんさんが教育費についてこんな記事を書かれていて興味深く読ませて頂きました。
私が共感したのは、「地域間のギャップ」です。
田舎と都心部では子供の進学先の選択肢に雲泥の差があるという事実。
一口に「首都圏」と言っても
私は神奈川県の多摩川寄りに住んでいますが、やっぱり故郷(湘南付近)とは状況が全く違います。
同じ神奈川県とは思えない位、「教育費のかけ方」が違う。
時代もあるかもしれないが、地元に残った友人や妹の話を聞く限り今もあまり変わりなさそう。
今住んでいる場所の中学以降の進学先については、あまりよく分らないけど「高校からでは入れない学校」というものが多数存在している事が中学受験の過熱に火を注いでいる感アリ。
私自身は、相変わらず「迷い中」という状況です。
学校よりも塾が高い
まだ小学校受験の世界しかリアルに体験した事はありませんが。
自分や周りの人の話を集めるとこんな感じでした。
我が家は年長児の通塾も週1回だったし、夏期講習も周りと比べたら最小限だったのでここまでかからなかったけど。
それでも年中で入塾した時点で月謝に物凄く驚いた。
こどもチャレンジの年間受講費と月謝が同額なんですもの( ;∀;)!!
年長の夏期講習時期には、同じく通塾中のママ達と「塾代ヤバイ!」「私立小学校に行ってからの学費の方が安い!😂」と泣き笑いしていました。
そんな塾が発信するメルマガには
「年長の1年間にかかる塾代は約50万円ほど」って書いています。
それは週1回しか通塾しない+季節講習一切取らない人の話だし、そんなのは許されない雰囲気なのに(^_^;)
中学受験の世界も「月謝は毎月10万円」というのは普通の話の様です。
教育は誰のモノ?
そんな事をグルグルと考えていたら、日経新聞のコラムにこんな記事が。
色んな点が引っかかった。
記事にもある通り「平均値」なので、都心から過疎地域まで含めての「平均」であり、きっと首都圏中の首都圏では全く違うだろう。
ただ最後の方を見る限り
所得の高い人は好きで「教育費をかけている」のだから、国が支援してあげる必要はない。
と言いたいのかな?と感じた。
確かに好き好んで「お金をかけている」のかもしれない。
でも、もっと広い視点で考えてみてほしい。
教育は一体何の為にあるのか?
親が我が子を東大に進学させて鼻高々に生きるためか?
私はそうではないと思う。
一概に「公立よりも私立の方が上」なんて言い方は勿論できないけれど
私立の方が「自由度が高い」事は間違いない。
実際に尊敬する工藤校長も「公立より私立の方が学校改革が進めやすい」と話していた。
日本は教育にお金を使わない国。
国家予算の5%しか教育・研究費に充てていないので、学校全体が常に予算がない。
どんな家庭に生まれても、学費という最大ネックがなく
「子供に合った学校」「学びたい学校」を選択できる事が一番の幸せであり
幸せな子供時代を過ごせた子供がイノベーションを起こせるのではないか?と思う。
実際に海外では、幼稚園から大学まで公立・私立関係なく学費が無料。
大学生は毎月8万円のお小遣いが国から支給されるという国もある。
これは、「大学生にはアルバイトではなくしっかり勉強してほしい」という国の意図があるそうだ。
政策の事も、社会の事も、全然分からないけれど
子育て当事者としてリアルにこういう事ではないかと思う。
子供は親が産みたくて産んで、教育費はかけたいからかけている。
そんな風に思うのではなく
「子供は国の財産」という視点に立てば、もう少し変わるのではないか?
それはお金の面だけじゃなく、職場での妊娠・出産に関する目線も。
子育てって本当に難しい。
本当にキツキツ、パツパツですよね。
長くなりましたが💦
最後までお読みいただき有難うございました。
今日も素敵な一日になりますように☆彡