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元引きこもりの母が子供をTV・スマホ・ゲームから遠ざけた理由
私は現在、長男6歳と次男4歳を育てる2児の母です。
noteにちょこちょこ書いてきた通り、割とストイックな生活をしています。
・20児就寝
・TVなし生活丸2年
そんな私ですが、実は小・中・高辺りは自室にテレビがあり、暇さえあれば録画したビデオを見て引きこもり生活をしていました。
長男が就学を目前に控えた今、
学習とメディアに深い因果関係があったのでは?と思うことが多かったので、自分の頭の中を整理する為にも書いてみようかと思います。
1.TV沼の歴史
①ビデオ操作(録画予約まで)をマスターしたのは年中さんの頃
幼稚園時代、朝リビングのTVでは親がニュースをつけていたので、私は支度が終わると自然とリビングとは別室に置いてあるTVで録画したアニメを見て時間を潰す事が日課になりました。
そのうち、「新聞のテレビ欄で好きな番組がいつやっているのかチェックして録画予約をする」という行為が日課になり、翌朝はまたその録画を見る事が楽しみで仕方がありませんでした。
②テレビが自室(子供部屋)にやってきた!
就学と同時に漫画(りぼん)にハマった私は一時期TV沼から抜けたものの、6年生の時に転機が訪れました。
ワンフロアだった団地から二階建ての戸建てに引っ越したのです。すると、「2階の自室で過ごす」事が圧倒的に増えました。
そしてある日のこと、リビングのTVで人気が出てきたSMAPが出ていた歌番組の録画を見て大騒ぎしていた所、野球を見たかった父が「そんなに好きなら部屋に持っていけ!」と私の1人部屋にテレビとビデオを設置してくれたのです。
これが私の青春時代を暗黒時代に陥れた瞬間でした。
③客観的には最低な青春時代
テレビが自室にやってきた事で、私はどんどん沼にハマっていきました。
そう「SMAP沼」です。
当時SMAPは、「高度成長期」かの様に人気も露出も急上昇中。
まだTOKIOがデビューしたばかり、Kinkiも嵐もデビューしていなかったので、テレビの「ジャニーズ枠」も、ラジオも、アイドル雑誌も、常に「SMAP祭り」でした。
自室TV生活をゲットした私は、家にいる時間の殆どをTVで SMAPを見ることに費やしました。
中学生となり、部活や委員会の選ぶ時も「1分でも早く家に帰れる」が基準で選び、入学早々に開催された修学旅行とSMAPメンバーが主演するドラマの初回放送日が重なった時は心底休みたいと思い、親に説得され渋々参加しました。
当時「SMAPのがんばりましょう」という深夜0:50頃?に放送されていた10分番組があり、月曜から金曜まで毎日放送されていたので、録画では待ちきれずリアタイするようになり、そのうち中居くんの「Kissした?SMAP」という番組が毎週火曜の2:00頃、「中居くん温泉」という番組も土曜の2:30頃に放送されるようになり、寝る時間もどんどん遅く、不規則になりました。
学校にいても常に頭の中はSMAPのこと。
帰宅すればお風呂と食事以外はずーっとSMAP鑑賞。
深夜まで起きていられるように、夜中に飲食をしたりする事が増えていきました。
2.沼の影響
①太る
引きこもり+深夜の飲食生活なので、どんどん太りました。
中学校3年間で身長は1センチ程度しか伸びなかったのに体重は約10キロ位増えました。
②独り言が増える
部屋でSMAPメンバーがトークしてる番組を見ている時、もはや私は「メンバーの一員」でした(笑)
キムタクがツヨポンに突っ込んでる場面を見ては、私もキムタク風にテレビに向かって突っ込んだり、「えー!なにそれー!」と感想をぶつけてみたり、心は画面の中にいました(笑)
祖父が実家に来てくれた時、私が自室でテレビに向かって話しかけてる様子を見て「アイツ大丈夫か?」と心配されたと親が言っていた程😂
③コミュ障になる
地元が田舎なので、当時通っていた公立中学は結構荒れていて、頻繁にいじめられたり、人がいじめられてる場面に遭遇する事がありました。
一応友達はいましたが、「友達と遊ぶ」となっても何をすれば良いか分からず、友達を部屋に読んでは「SMAPの布教活動」をしていました(笑)
しかし皆んなが皆んな、「SMAP沼」にハマる訳でもなく、「もっと別のことしようよ」と言われるのが煩わしくなり、誘われることも誘うこともなくなっていきました。
④学校が嫌いになる
そんな調子なので、「友達に会えるから学校に行きたい!」なんて1ミリも思わず、学校行事も大嫌いでした。
太っていて、友達とも上手く付き合えない、更には勉強も体育も苦手で、先生からも評価されない子供だったので、いじめられる事も増え、三者面談などをしても褒められるポイントがなく、どんどん学校や社会生活が嫌いになっていきました。
⑤勉強に興味がなくなる
就学時点で、TVの面白さに目覚めてしまったので、幼稚園で配られる「季節のポケット図鑑」を見ても、草花、生き物に全く興味がわかずに見向きもしませんでした。
そして
気付いたら1年生になり
気付いたら勉強が苦手になっていました。
入り口が上の空ですぐに勉強についていけなくなったので、何度も「今年こそは頑張る」と意気込んでも、どんなに漢字を沢山書いても、授業に出席しても、頭の中は「今日帰ったらどのビデオを観ようかな」と考えてしまい、成果は上がりませんでした。
高校生になりアルバイトを始めると、働けば働く程SMAPの CDやコンサートグッズ代にお金を回せるようになり、「学業よりもバイト」を重視する生活になりました。
3.人生を変えたキッカケ
相変わらず沼の中にいながらも「そろそろ私の人生やばいかも」と思い始めた18歳の頃。
「おとなになる本」というとても薄い本に出会い、人生は自分で選択したことの延長にある事に気付いたことで、徐々に過度な沼から抜け出していきました。
4.親になり感じること
決してメディアを否定するつもりはありません。
SMAPはその後もずっと大好きだし、とても楽しい時代を過ごす事ができました。
でも親になり、長男を6年間育ててみて感じます。
「そりゃあ勉強より楽しい事が世の中には溢れてるよね」って。
我が家のテレビは2年間通電されていませんが、車の中や祖父母の実家ではテレビを見ます。
その時に、しまじろうや図鑑のDVDを見るよりも、録画されたドリフのコントを見てると時の方が気持ちが良い位にゲラゲラ笑って🤣楽しそうです。
要は「時間のメリハリ」が大事だと思うのですが、親の都合で静かにしてほしい時にスマホで動画を見せたり、無制限にメディアに触れられる状況にある子供が、小学校に入学した途端に
「授業中は静かに座って、興味のない授業を聞く」
という行為を強制されて、従わない子供は悪者扱いされるって、子供にとっては監獄以外のナニモノでもないのかな?と思います。
私がまさにそれだったので。
自分の経験から、少しでも就学に上手く接続できたら…と思い、所謂「お勉強的なこと」に絵本や図鑑で誘導して体験させてみたり、幼児教室で話を聞く練習をさせてみたりしました。
テレビもゲームも良い部分が沢山ある事もよく分かるので、その内容や適切な管理方法について検討ができたら導入したいのですが。
中々そこにエネルギーを費やせずにいます😂
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