小学校の校庭で、打ち上げ花火を飛ばす。
「沢山申込してる子がいたので、楽しそうだな~と思って来ちゃいました♪」
夏休みが始まった直後のとある日。
私はPTAイベント担当になって初めてのイベントで受付をしていた。
すると沢山の生徒・保護者に紛れて、先生が続々とやってくる。
その中に、長男の担任の先生もいた。
隣のクラスの先生と一緒に、完全にOFFな服装で「遊びに来た」という雰囲気が満載だった。
受付の時点で「このイベント、開催して良かった」と思えた。
全校児童の約1/3が集まる
4月最初の打ち合わせの段階から企画されていた花火大会が遂に実現した。
何と会場は、小学校の校庭である。
近隣の公園の殆どは「花火禁止」の為、手持ち花火すら殆どできない。
うちの子も片手で数える程しか花火をやった事がなかった。
当初は「花火ができる場所を提供する」という程度の構想だった気がするが、徐々に話は発展していった。
それが「素人が取り扱い可能な範囲で、一番高く上がる打ち上げ花火を上げる」だった。
申込書を配布すると、数日で数百人規模の申込。
最終的に全校生徒の約1/3の参加。
更には保護者、兄弟(未就学・卒業生)等の参加も可としたので夜の学校に祭りの様に沢山の人が集まった。
するとその中には、校長・教頭を始めとした沢山の先生も参加していた。
中にはお子さんを連れてくる先生もいて、滅多にない交流の機会になった。
本番に向けて盛り上がる
PTA役員、イベント担当は、定刻の2時間前集合だった。
参加者に配る手持ち花火を準備。
校庭に「打ち上げ花火エリア」等の線を引く。
遊具に使用禁止の札を貼る。
受付用の机を運ぶ。
やる事は沢山ある。
準備をしている間、子供達は校庭を走り回ったり、PTA会議室で玩具を出して遊んだり、黒板に落書きしたり、それぞれが楽しそうだった。
来年就学する次男も、在校生に混ざって楽しそうに遊んでいる。
就学前に何度も学校に入る機会を持てて、とても良かったと思う。
会場のセッティングや受付の流れ(誘導方法)について話し合う時、すごく楽しかった。
本番を前にスムーズな流れをシミュレーションする。
この作業がとても楽しい。
前日、職場の飲み会があったので2日連続の「夜の行事」だった。
でも涼しい部屋で飲み会をするよりも、暑い校庭を行ったり来たり走り回って準備をする方が楽しかった。
「生きてる!」って感じがする(笑)
めちゃくちゃ楽しい
申込が多かったので、学年別で受付をする事にした。
私は長男の学年である2年生の担当。
受付を開始すると、知ってる子が沢山やってきた。
「あの子も来てる!この子も来てる!」と、どんどん気分が盛り上がってきた。
滅多に来る事がない「夜の学校」に集まるだけでも楽しい。
滅多にできない花火ができて嬉しい。
オフの先生や、先生の子供に会える事も楽しい。
何よりも、打ち上げ花火は想像以上の迫力だった。
花火大会の様に、夜空に大輪の花が咲くというよりもロケットを飛ばすみたいにピュンピュン火花が高く飛ぶ・・という感じだった。
だけど「いつもの景色」に花火が舞う。
この景色は忘れられない。
きっと来年も「去年の花火は凄かったね」と、話題になるのではないか?と思えた。
こんなPTA中々ないよ(多分)。
学校で打ち上げ花火上げようなんて、普通思わないよ(笑)
本当に楽しかった。
まだ1回目のイベントだけど、既にPTAで仕事ができて良かったと心から思えた。
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