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「仕事を続ける」「退職する」の2択しかないってホント?

沢山の人が会社を去っていく。

今月、今の会社へ転職して13年目を迎えた。
この13年の間に、先輩・同期・後輩問わず沢山の仲間が会社を去っていった。

自分の会社が業界の中でひときわ退職者が多い…というワケではない。

だけど10年、20年と続ける人はそんなに多くない。

2000年代以降の入社は転職組が人が殆どだし、「終身雇用」という文化が薄いタイプの会社だと思う。

中には「あの人が?」と驚くような退職もあった。

かくいう私も、最近とても迷っている。

「このまま定年までずっと同じ仕事を続けたいか?」と聞かれたら全力で首を振る気がする(笑)


10ある仕事のうち2割位は「働ける限り続けたい」と思っている。
でも、他の8割は「可能な限り早く辞めたい」と思っている。
そして会社の中で、別の領域を立ち上げたいのだ。


そう「仕事の全てが嫌」なワケじゃない。
「会社が嫌い」なワケでもない。
「会社の人間関係が悪い」ワケじゃない。


なのに。
「今の仕事をこのまま続ける」が嫌なだけで
「転職」しか道がないのだろうか?


「自立した働き手」であるために


社会人の中には、文句を言いながら「ずっと耐え続ける人」がいる。

理不尽な異動を命じられても。
上司や顧客からハラスメントをされても。

「あーだこーだ」言いながら、同じ場所で踏ん張り続ける人がいる。


でも、それは偉いのだろうか?
人として尊いのだろうか?

私達は、正社員として入社した会社に全身全霊を尽くすべきなんだろうか?


飲み会で愚痴を言っても変わらない。
家で溜息をついていたら、家庭内にネガティブな空気が蔓延してしまう。


私は毎朝子供達を送り出す時に「楽しんできてね!」と声をかける。

次男は「ママも仕事楽しんできてね!」と返してくれる事がある。

そう、私は家庭も仕事も「楽しい」事が一番だと思っている。


もし、仕事が「楽しい」と思えなくなってしまったら。
会社が面白くしてくれる事を待つのではなく、自ら楽しいと思える環境を作りたい。

2択しかないのか?


仕事を変えたい = 転職 
それしか道はないのだろうか?

私自身の事を言えば、仕事の全てを削りたいワケではない。
一部の仕事は残したまま、別の仕事にチャレンジしたい。
社内で別の仕事をするも良しだし、会社の枠から外れて畑違いの仕事もやってみたい。

でも一部の仕事を続けたいのだ。

それなのに選択肢は2つしかないのだろうか?


実際に今までも社内で「兼業」「副業」をしたいという理由で退職した人がいた。
逆に入社予定だった方が兼業禁止を理由に内定を辞退するケースもあった。

まさに「選択肢不足」により、働き手がどんどん減っている。

管理職の面々を見ていると「副業なんかするよりも本業で成果を出した方が絶対に良い」という価値観の人が多い。

でも、それは「あなたの価値観」であり万人がそうとは限らない。

遂に動き出した


昨日、私は上司に自分の思いを伝えた。

上司は私がそんな事を言い出すとは予想していなかった様で、大変困っていた。

困らせてストレスを与えてしまった事は申し訳ない。

私自身も口に出した瞬間から変化する事に対して、不安を感じ始めた。
それと同時に「もう戻れない」という気持ちになった。


正直、何も変えずに続ける方が楽だ。
でも同じように10年20年と続けた先に見える場所は、私の行きたい場所ではない。

「働き方」「雇用形態」「仕事内容」はフルパッケージで1㎜もアレンジの余地はないのだろうか?
それを変えたいと思う事は「わがまま」なんだろうか?


最終的には「今まで通り」という着地点に戻ってくるかもしれない。
それでも10年以上在籍している「会社の一員」として、声はあげよう。

「変えよう」と思わなければ「変われない」のだから。

<あとがき>
我ながら「わがままかも」と思いながら書きました(笑)
でも、実際に雇用形態に柔軟性がない事を理由に同僚が同業他社へ転職している事例も大量にあり、個人的にとても勿体なく感じています。
着地点がどこにあるのか今はまだ全然見えていませんが、自分に正直でありたいと思います。

今日もありがとうございました!







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