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投資の思考法が「ぼくたちの輪」を広げるのかもしれない。

皆さんは、新NISAを始めているだろうか?

私は、自分の勤める会社のアメリカ本社株を給与天引きで買っている。
その為、「今を生きたい派」な私は貯めすぎな気がして何となく新NISAに触れていない。

にも関わらず、経済ジャーナリスト後藤達也さんの本を購入し、noteの有料会員にもなっている。

その後藤達也さんが、新刊を出された。
しかもホリエモンと共著である。

これは面白くなる。
私は早速購入してみた。


まさに「頭の中」


意外?な事に、ホリエモンは今まで株式投資をした事がなかったそうだ。

冒頭の漫画に、その理由をこう書かれていた。

事業投資ならリターン100倍の可能性もあるけど
株はコツコツ増やすものだし、経営にかかわれないから興味なくて

著書より

最初のページから「流石だな」と感じてしまった。

この前の教育本にもあった通り、私達は学校でも会社でも
「上から言われた事を正確にこなす」事しか習っていない。

従順な労働者になる為の教育を受けて、テコの原理の様に「1万円を100万円にしよう!」みたいな発想がない。

意に沿わない事があっても、コツコツ働いて、コツコツ貯金する。

そんな文化だ。

著書の中では、「〇〇が儲かる」とかそういう話は一切出てこない。

銘柄の選び方として「業界投資」「テーマ投資」など、色々な実名企業の名前を出しながら「連想ゲーム」をしている。

その過程がとても面白かった。
実際にホリエモンが購入した銘柄と、株価の動きなどのデータも載っている。
その銘柄を選んだ経緯や、今後の予想も興味深い。

お金の向こうに人がいた


「銘柄の選び方」のページで後藤さんがこんな事を書かれていた。

一例として、私が投資する際に個人的に気にしているポイントは、「社員がイキイキと働けているかどうか」です。
近年、日本でも転職が当たり前になりつつあり、人材の流動性が高まってきています。こうした状況で、それでも優秀な人材を確保し続けられている企業は、裏を返せば、社員がイキイキと活躍できる環境を提供できていると考えられます。

著書より

あぁ、そうなんだよね。

後藤さんは実際に私とほぼ同世代で、日経新聞の記者を辞めてフリーに転身された。

その経験もあるからこそ「優秀な人材を確保し続けられる」という会社の凄さを強く感じていらっしゃるのだろう。

後藤さんは著書の中で「日経新聞時代は、インサイダー取引懸念もあり株式投資を自粛していた」と書かれていた。

フリーになって株式投資を再開したとの事。
もしかしたら退職理由の1つにこういう事もあるのかもしれない。

「ぼくたちの輪」を広げる


お金の話と言えば、私はもう一人師範?としている人がいる。
それは田内学さんだ。

田内学さんは、新NISA熱に対する注意喚起をされたり「投資ブーム」に対してどちらかと言えば懐疑的という印象がある。

私は田内学さんの「ぼくたちの輪」を広げるという考え方に強く共鳴して、こんな記事も書いた。

でも、今回「投資の思考法」を読んで「ぼくたちの輪」は投資によって広がる可能性もあるような気がした。

私はこうした投資熱の高まりを好意的にとらえています。
なぜなら、投資に参加する国民の数が増えることで、国そのものが強くなる予感を持っているからです。投資を通じてビジネスへのアンテナが高まり、政治へも関心が向きます。
(中略)
アメリカ経済に活力がある一因に、株式投資が日本以上に広く普及している面があると思います。株高で資産形成ができるという点だけではありません。投資を通じて、企業や政策について詳しくなる。さらには、自らリスクをとって、選択や反省、さらなる行動を重ねていくということ自体がビジネスパーソンに必要な経験だからです。

著書より

投資を「儲け話」と捉えるのではない。


「銘柄を選ぶ」という行為にこんな視点を加えてみる。

・この会社は私達の生活をどんな風に良くしてくれるのだろう?

・どんな会社が日本を牽引してくれるのだろう?

・選挙結果や政治が経済にどういう影響を与えるのだろう?


「政治」と「経済」は、私達にとって本来とても身近な話だ。

でも、目先の仕事とコツコツ貯金をする事だけを考えていたら社会に目を向けるのは難しい。


投資を通して、「企業で働く人」「経済を牽引する企業の動き」「諸外国の動き」等広い視野を持つ事ができれば、社会に対する当事者意識が高まる。


そして「自分のアクション1つが、どれほどのレバレッジを生み出せるのか?」という視点が持てたら、もっと毎日は楽しくなるかもしれない。


<あとがき>
この記事を書くにあたり、私が「会社の正社員」である事に小さな引っかかりを感じる理由の「副業・兼業の禁止」が結構大きいのかもしれない?と思いました。
というのも、このnoteで大きな収益を生み出そうと思っているワケではないのですが、「Amazonアソシエイト」に参加してみたり、記事を一部有料にしてみたら、利益を生み出す事ができるのか?という実験をしてみたい気持ちがあります。
だって、ここ1年以上毎日書いてるんだもん(笑)
仕事は週休2日なのに、年末年始も旅先でも書いてるのだから。
24時間、365日noteの事を考えている。
そう考えたら、実験したくもなるよね。
でも「正社員ではない形」で今の会社の業務に携わる事が難しそう…
その件は、また今度。

今日も有難うございました!


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