夏休みの宿題が「休めない大人」を作っている?
本日の記事には少し重い話題が出てきます。
気になる方は、読み進める事をお控え下さいm(__)m
「毎年9月1日が近づくと、子供の自殺が増えるんです。その理由の中の1つに『夏休みの宿題』が含まれているケースもあるんですよね」
何気なく聞いていたネットラジオで、思わず手が止まってしまった。
もうすぐ夏休み。
お子さんは、「しっかり休む」ができていますか?
デンマークそもそもラジオ
工藤勇一先生がゲスト出演されていたので、このラジオを聞いてみた。
ラジオの中では、夏休みの宿題だけではなく「宿題」そもそもについて工藤勇一先生が色々話をされていた。
日本人がどうして「休む」事に抵抗があるのか?等、働く人も興味深い内容なので是非聞いてみてほしい。
さて、我が家の長男も来週から夏休み。
まだ夏休みの宿題の詳細は貰っていないけど、親としては「宿題」として出されたら「なるべく早く終わらせるように促そう!」と無条件で反応してしまう。
因みに去年は夏休みに楽しい予定を入れすぎて、後半に慌てて宿題を終わらせた。
今思うと、自由研究・読書感想文という「任意」の宿題までやらたので親のエゴだったな…とちょっと反省する。
1日1人以上の子供が自殺する国
このラジオを、夕食の準備をしながら気軽な気持ちで聞いていた。
ところが後半になり、工藤勇一先生が冒頭の通り「9月1日を前に自殺する子が増える」という話を始められて手が止まった。
私も去年、夏の終わりにそんな記事を書いた。
日本では年間500人以上の小中高生が自殺していて、1日あたり1人以上の子が自ら死を選んでいる状況だそうだ。
急に泣けてきた。
勿論、宿題だけが原因ではない。
だけど、少なからず勉強や学校が原因のケースもあるだろう。
もし「夏休みの宿題」が憂鬱で子供が自殺してしまったら、親や先生はどんな気持ちになるだろう?
きっと近くにいた人は、宿題に対する考え方が大きく変わる。
だけど、実際にそういう事があっても「では宿題を失くしましょう」という話にはならない。
乱暴な言い方をすれば、問題が放置されている。
でも、シンプルに考えれば
子供を自殺に追い込んでまで、宿題が必要なのか?
これは、大人がちゃんと考える必要があるのではないだろうか?
そんな中、昨日の廣田さんの記事。
お子さんのお友達が、勉強・スポーツと忙しすぎる件について書かれている記事です。
これを読んで、夏休みの宿題どころか親がわざわざ子供を追い込むケースも都心部に行く程多くなるよな…と実感しました。
企業に勤めていると、やたらと「ストレスチェック」とか「ハラスメント内部通報窓口」に関する告知がある。
だけど子供は?
子供も「子供SOS」等の電話番号を学校から沢山貰ってくる。
でも、どんなに話を聞いてもらっても「親に自由時間を奪われている事」が悩みのタネだった場合、結局逃げ場がない。
じゃあどうして親はそこまで子供にハードスケジュールを課すのか?
と言うと。
やっぱり親が「休む」「休ませる」事に抵抗があるからじゃないか?
遊んでいて良いのか?
周りはこうしている間にレベルを上げてるのではないか?
という不安感があるからだと思う。
親から変わるべきなのか。
子供を取り巻く外的な環境から変わるべきなのか。
さっぱり分からないけれど。
少なくとも、子供は親の所有物ではないという事を忘れない。
子供に基本的な生きる力は身につけて欲しいけれど。
他人からの評価や、中学受験、大学受験を目標に掲げるような育て方は捨てよう。
改めて、そう感じた。
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