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共働き手当「モ」クダサイ。

「奥さんを扶養に入れても社会保険料は増えないし、手取りが増えるって言うんだよ」

「えっ!!!」

とある日。
夫が急に「扶養」の話を始めた。

社会保険料は増えない。
そこまでは理解ができる。

でも何故、手取りが増える?

扶養手当が入るからだって。それオカシイだろうって会社に言ったんだけど規定でそう決まってるからってさ」

あまりのカラクリに夫は笑っている。

私は、令和にも「扶養手当」というモノを支給する企業がある事に驚きを隠せなかった。

扶養に入る?


ここ1ヵ月程、「今のスタイルで仕事を続けるのかどうか?問題」に揺れる私。

元々フリーランスだった夫が、この秋に諸事情によりパートナー企業の有期社員となった。

それにより夫は加入する社会保険の種類が変わり、厚生年金の2号被保険者となった。

今までは1号だったので、「扶養」という概念がほぼなかった。

でも、2号になったという事は、私が3号被保険者(保険料負担なし)になるという道がある。

そんな話をふと持ち掛けてみたら、本当に会社に確認したらしい。
社会保険料は想定していたけど、「扶養手当」なんてモノが今も存在していて驚く💦

勿論、2人共正社員で共働きの方が「世帯年収」も多いし、「年金」も多くなる。

だけど、「共働き」をするためのコストというのも結構かかると思うのだ。

共働きコスト


まず、「外で働く」という事は服とか化粧品にかかるコストがある。

昔に比べて「お母さん」が若々しいのは「働くママ」が増えたからというのが大きい気がするので、別に悪い事ではない。

悪い事ではないけど、コストは発生する。


次に思いつくのが、送迎コスト。

保育園が徒歩圏内ではない人は、台風の時に前日からタクシーを予約していたりする。
私も子供が小さい頃は大雨や大雪の日もタクシーを利用した。

でも、これが結構なコスト。
迎車料金300円かかるので、何だかんだで片道2000円近くかかっていた。

幼稚園だと殆どの園で送迎バスがあるのに。
(送迎バスも順路によって時間にバラツキがあるので、適用しづらいだろうけど)


次は預けるコスト

私の住む市町村では、夕方6時を過ぎると保育園も学童も延長料金が発生する。

保育園は最大20時まで開園しているけど、学童は19時で終わりなので20時頃まで預けたい人は民間学童を利用する。

民間学童となれば、月額5万円超になるケースもある💦

人によってはベビーシッターを利用したり?

因みに、長男を預け始めた頃は「保育料」も無償化されていなかったので、毎月8万円近く払っていた(涙)

それでも共働きを選択するのは何故か?

つい最近も書いた通り、私は「扶養に入る」事が何となく嫌だったし、専業主婦では承認欲求が満たされない気がした(笑)

出産した頃には、既に今の仕事に就いていて
「長く働く」と心に決めていたので、「辞める」という選択肢もなかった。

でも、「可能であれば子供が小さいうちは休職して子供の側にいたい」という思いがあった。


因みに、結婚~出産までの数年間。
私は将来の為?に、勝間和代さんが運営していた「ムギ畑」というワーキングマザー向けの団体が書いた本を読み漁っていた。

何冊か刊行されていたので、この本↑ではないかもしれないけど。

共働きをおススメする理由としてこんな風に書かれていた。
(記憶なので、ちょっと曖昧だけど)

復帰直後は給料の殆どが保育料に消えるかもしれないけど、生涯年収で計算したら必ず仕事を続けた方が多くなるから、今は我慢する時。
正社員を続けたら年金も多くなる。

本当に、この本が発売された頃の「ワーキングマザー」は凄いと思う。

今よりも遥かに保育園も少なくて、保育料もキッチリ取られていたのだから…。

この本が発売されたのは2010年で、当時の出生数107万人らしい。
それが今年は70万人割れの見込みとのこと。

あれ?
何かおかしくない??

2010年頃の方が、保育料負担も、医療費負担も多かった。
きっと給食費も無償化されていなかった。

一方で、今は保育料、医療費、給食費の無償化が拡充されている。

にも関わらず約37万人減


今、国や自治体からの公費で賄われるモノはどんどん無償化の波が来ている。

一方で、塾・習い事・民間学童・私学の授業料などは軒並み値上がりしている。

うちの子供が通っていた幼児教室の入会金も、2万円位上がったし。
民間学童の月謝も数千円レベルで上がっている。


仕事に時間を割く程、子育ての色々な事を外注しなければいけなくなり。
「外注」のコストが高いので、益々仕事がやめられなくなる。

でも、生涯年収はともかく「年金」なんて自分達が払った金額全てを受け取る事はできない。

積立方式ではなく、今私達が支払っている年金は「今のお年寄り」に払っているのだから。

そうなると、70万人割れの今年生まれた赤ちゃん達に私達は支えてもらう事になる。

だけど私が生まれた1980年代は年間平均で出生数150万人


あ…。

絶望してしまう(笑)



だからさ。
「お金」じゃないって事だ。

大事なのは「心のゆとり」じゃないか?


不確実な将来の為に、やみくもに頑張るのではなく
「毎日を楽しむ」事も大事じゃない?

仕事も「楽しい」と思える範囲に収めた方が幸せじゃない?


つまりは。
共働きでも、扶養でも何でも良いので。

子供に「生きるって楽しい」って伝えられる親でいたいよねって話。

<あとがき>
長男が産まれた2016年の出生数は98万人で統計開始以降初めて100万人を下回った年だったそうです。
たった8年で約30万人減。
周りの幼稚園も一年中「園児募集」の貼り紙出してるし、令和生まれの子供を対象にしたビジネスは今物凄く大変ですよね。
実は、私が出産した産婦人科(個人経営)も廃業してしまいました。
こんな時代だからこそ、赤ちゃんを産むという選択をした夫婦は全力で支える姿勢を示して欲しいな…と思います。

因みに、今朝はやっと復活しました!
ご心配頂き有難うございました。
タイトルから中身がどんどん脱線したのはリハビリ中ということで😂

今日もありがとうございました。

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なんでもやってみる母
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