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革の話あれこれ🌱

革製品に対して、どのような印象をお持ちだろうか。

革製品を育てるのが好き!という人もいれば、
動物がかわいそうだから使いたくないという人もいる。

もちろん一部の革製品が環境に悪影響を与えていることは事実だが、革製品が一概に悪いとは言えない。

革が好きという方にも、そうでない方にも是非最後まで読んで欲しい。


革による環境負荷

環境負荷が大きい産業は環境汚染産業と呼ばれる。

一位が石油産業というのは想像に難くない。
二位には繊維産業、つまりファッション業界がランクイン。

その中でも一部の革製品は持続可能な素材とは言えない。


その理由として、

①製革用化学物質によって革をなめすと周囲の環境が汚染され、健康にも影響が出るから

②食肉以外の動物(特にワニ革やヘビ革等の「エキゾチックレザー」と呼ばれる家畜以外の動物の革)は副産物ではなく革を取るために命を搾取されるから

③なめす過程で大量の水が必要になるから(water footprint networkによると、牛革1kgをなめすには平均17,093リットルもの水が必要だとされている)

というのが挙げられる。


事実、”一部の” 革製品は環境や健康に悪影響を及ぼしている。

だが、
✔️ 副産物であることが明言されているもの
✔️ 自然に優しいなめし方をしているもの
であれば従来の革製品よりもサステナブルで環境に優しいと考えられるため、是非購入時の判断基準の一つにして欲しい。



ちゃんと地球に還る革

そこでおすすめしたいのが、クアトロガッツだ。

大阪に位置する工房で企画からデザイン、縫製仕上げまで全てハンドメイドで製作する、革というツールを使ったファクトリーブランドである。

【旅・遊び・アート】というコンセプトの下でアイデアと遊び心を大切にしたモノづくりを行っている。


こちらのブランドをおすすめしたい主な理由として、

✔️食肉の副産物を使っているから

✔️有害な物質を一切使わず植物性タンニンによって鞣されるため、自然分解され土に還るから

✔️使用した水はバクテリアや微生物によって浄化され、透明度のある水に戻して川に帰されるだけでなく、その際に出る汚泥を肥料として再利用できるよう農林水産省に登録しているから

ということが挙げられる。



先月こちらのブランドで、ほぼ名刺サイズという小ささでありながら高機能な財布「小さいふ。」を購入した。
長く使えて、且つ環境への負荷が少ない素材で作られた小さい財布を探していたので、まさに私のニーズにピッタリだった。

これからの経年変化が楽しみだ。

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(届いたときの封筒もとても可愛かった…!)



植物性のレザー

ヴィーガンレザー(フェイクレザー)はどうなのか?

残念ながらヴィーガンレザーはその多くが石油由来であり、環境への負荷が大きい。フェイクファーやエコファーも一緒だ。

そこで近年、植物性のヴィーガンレザーが注目されるようになってきた。

例えば、ジュースの生産の際に捨てられてしまうリンゴの皮でできたレザーや廃棄されるパイナップルの葉の繊維を使用したレザーなどが挙げられる。

現時点では一部プラスチックも含まれているが、技術の進歩によって100%植物由来になる可能性を秘めている。



身近なところから🌱

様々な革について紹介してきたが、考え方や好みも人それぞれであるため、どの革製品が良いとも断言しきれない。

正直、完全に地球に優しい生活するのはほぼ不可能だ。

だけど、身近なところから少しずつ変えていければ良いと思う。

この記事が少しでも考えるきっかけに繋がれば嬉しい。

読んでくださりありがとうございました😌

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しゃけとろ
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