熱伝導性の高い世界に生きる
宿が再開して1ヶ月が経つ。夜の門司港に連なる明かりも、少しずつ彩度を取り戻してきた。予約カレンダーは決して安心して眺めることはできないけれど、ちょっと足を伸ばしてポルトを覗きに来てくれる人が増えて嬉しい。そういえばかつての夏は、山口でフェス、福岡でライブがあるたびに、会場付近で宿が取れず、門司港にまで人が押し寄せてくるような日もあった。そんな「やむをえず」門司港、という宿泊需要のおこぼれもめっきりなくなった今、「迷わず」門司港、「めがけて」ポルトに来ました、と選んでくださる