覚醒の話26 道を間違えたあと (753文字)
三十年くらい前、私は車を運転したての頃、よく道を間違えていました。
今であれば、カーナビという便利なものが装備されるのが普通ですが、その当時もカーナビはあったものの、それほど普及していない頃で、私の車にも当然ありませんでした。
普段からよく走る道なら間違えることもありませんが、全く行ったこともないような遠出の道では、わからないので、膝の上に分厚い地図を開き、それと外の標識を見ながらの運転です。
今の若い人には、想像もできないでしょうね。
走っていて、もうひとつ先を曲がる所