「笑い」は状況把握と客観視の産物 ~『笑わせる技術』から学ぶこと~
このnoteは、『笑わせる技術』を読んで考えたことを記したものだ。
(あと、初めて目次を使いました。)
では、どうぞ
【私は人を笑わせたい。でもいつもうまくいかない。】
原因は分からなかった(泣)、『笑わせる技術』に出会うまでは。
この本は、元芸人で、現在放送作家などとして活動する西条みつとしさんの著作で、「笑い」を構造的に分解・解説している。
この本の紹介は
に少し書いています。
【原因は、、、】
周りの状況を把握できていなかったから。
主観的な「笑い」になっていたから。
この原因に至ったのは、『笑わせる技術』を読んでこう思ったからだ。
この本で解説されている様々な「笑い」のほとんどは、「笑い」を起こす時に、周りが普段、何を感じ、何を考え、何を普通と思っているのかを察知し、それらを利用するという共通点があるようだ。
言い換えると、この本を読んで、「笑い」を起こすには周りの状況を把握し、「笑い」を客観的に捉える必要があると思ったのだ。
こう思ったとき、私が笑わせられないのは、「自分」が「面白い」と思うことを披露していただけで。自分の感じる「面白い」が人の「面白い」と一致しなかったからだと気づいた。
【原因を突き止めると、ある人の話を思い出した】
「世間ではないが面白いと思われてるか、なにが流行っているかを知っておく必要がある。」※1
菅田将暉のオールナイトニッポンの放送作家である福田卓也さんは、笑い生む方法についてこう語っていた。あのオールナイトニッポンの放送作家までも、周りの状況を把握する大切さを述べている。
【最後になったが、】
この能力は笑いを生むため以外にも重要な能力だと思う。実は、あるビジネス書にも、この能力の重要性を述べていたのだ。社会の中に生きる私たちは、社会がどういう状況なのかをわかっていないと上手く生きられないようだ。当たり前と言えば当たり前だけど。
引用文献
※1 「A-Studio」(TBS) 8月21日 より 菅田将暉さんが福田卓也さんについて話したいたとき言っていた言葉を間接引用。