“ リラックス “ と “ 自律神経 “は、密接な関係!?
" リラックス " が大切なことは、言わずとも皆さんもご存知のはず。
でも、" そもそも なぜ? " 大切なのでしょう?
整理してみましたので、よろしければご参考にしてください。
◾️リラックスって、どんな状態?
リラックス = 心と身体(心身)の緊張が解けて楽な状態
脱力感や幸福感を伴った状態で、リラックスすることで心にはストレス軽減や気持ちの前向きさ、身体には筋肉の緩和や血液・リンパの流れの改善などがもたらされます。
リラックスと自律神経(特に副交感神経)には、密接な関係があります。
▶︎ 自律神経のプチ解説
自律神経には " 交感神経 " と " 副交感神経 " の 2つがあり、これらが互いに相反する役割を担っています。
緊張したり活動するときには " 交感神経 " が優位になり、エネルギーを消費する変化をもたらします。
一方、リラックスしているときや睡眠中には " 副交感神経 " が優位になり、安静と消化を促します。
◾️リラックスが大切な理由
皆さんの仕事の環境をイメージしてみて下さい。
患者さんの状態管理、記録、ナースコール対応など、一つのタスクに時間をかけて取り組むことが許されず、複数のタスクを効率的にこなすマルチタスクが強いられる環境
帰宅後でも患者さんの状態変化への不安、オンコール対応、オンライン研修や自宅で仕事ができるようになったため、脳には常に仕事の管理が強いられている環境
多くの方が仕事以外にも、育児や介護など交感神経が優位になりやすい環境で過ごされています。
◾️交感神経と副交感神経のバランスは大切
これらの神経はお互いのバランスを保つことで、身体の調子を整えます。
夏の暑い時や冬の寒い時でも体温は36℃くらいに保たれていますし、食べ物を消化したり心臓が休みなく動いているのは、自律神経が調整してくれているためです。▶︎ ホメオスタシス
▶︎ ホメオスタシスのプチ解説
「心身を取り巻く環境が変化しても、24時間365日休みなく体内の状態(体温・血液量・血液成分など)を、自動的に微調整しながら一定の状態に保とうとする機能」
日中になれば交感神経が優位になり、人間活動を促します。
リラックス時、眠前には副交感神経が優位になり、人間に必要な休息をもたらします。
しかし、バランスが崩れどちらかが優位になりすぎると、体調に影響を及ぼす可能性があります。
例えば、耳鳴り・めまい・不眠・イライラなどなど。
交感神経が優位な状態が続くと、血圧が上昇し疲労物質や老廃物が排出されにくくなったり、副交感神経が優位な状態が続くと、頭痛(片頭痛)、徐脈(脈が遅くなりすぎる)、だるさ・朝起きられないなどの不調を認めることがあります。
▶︎ 看護師さんなど
夜勤や交代制勤務で体調を崩す方が多いのは、仕事の影響で交感神経と副交感神経が優位になる体内リズムやホメオスタシス機能が混乱を起こし、自律神経のバランスが崩れやすくなるためです。
また、よく「夜寝る前にスマホを触らない方が良い」と言われているのは、副交感神経が優位になる寝る前に脳を興奮させて交感神経を活性化してしまうためです。
自律神経系のバランスを保つことは、健康な体調を維持するために重要です。
◾️リラックスするための ” 自分時間 “ の大切さ
交感神経の緊張から心身を解き放ち、副交感神経が優位になる状態にすることで、心身がリラックスし、自律神経のバランスが改善されます。
リラックスする方法は、腹式呼吸やヨガ、好きな音楽を聴く、あたたかい飲み物を飲むなどがいろいろあります。
副交感神経の活発化には、適切な睡眠、適度な昼寝、首の温め方、ツボ押しマッサージ、好きな音楽や読書、深い深呼吸などが効果的です。
心身ケア サロンでは
呼吸瞑想(マインドフルネス)を取り入れたリラクゼーションで副交感神経の活動を高めながら、
“あなたのことだけを想う時間と空間”(自分時間)を大切にしております。
リラクゼーションの状態に入ると、副交感神経が優位になります。
これにより、心拍数や血圧が下がり、筋肉が緩みます。
また、交感神経を抑制し疲労物質や老廃物が排出されやすい状態にし、身体の修復と再生をサポートします。
日頃の心身の疲れを心身ケア サロンでリセットしませんか?
◾️ 参考
せたがや内科・神経内科クリニック.専門外来コラム
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