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課題の詩(練習)

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ある言葉をテーマに詩を書いた作品です
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#ポエム

詩『もう一つの物語』

『もう一つの物語』

 アドベンチャーゲーム
 選択して進める
 失敗したら、もう一回
 繰り返せる人生だ

 あと、マルチバース
 多元宇宙理論さ
 まるで世界がミルフィーユ
 この世界がいっぱいだ

 あの時に違う
 選択していたなら…
 キミは隣にいたのかな?
 もう一つの物語

 リセットも出来ず
 時空間も渡れず
 ひとりぼっちで泣いている
 もう一つを、想像して…

詩『手紙の行方』

『手紙の行方』

 あなたはメールの履歴
 いつまで残しますか
 もらった手紙は捨てる派
 保管派どちらですか

 一緒に暮らしてたけど
 1通もらいました
 母から届いた手紙は
 二十歳の、記念でした

 大事にしまってたから
 随分…見てなかった
 読んだら時間を飛び越え
 私は二十歳でした

 たくさん夢見てました
 たくさん愛されてた
 想像絶する未来は
 ホラーと呼ぶでしょう

 手紙の

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詩『ありがとう』

『ありがとう』

 ごめんなさい⋯より「ありがとう」
 こころがポッと熱くなる
 
 愛している…より「ありがとう」
 信じてみたいとそう思う

 嫌い…と言うより「ありがとう」
 少しは許してあげれそう

 サヨナラ…の場面「ありがとう」
 空から花びら舞うようだ

 はじめまして…から「ありがとう?」
 言われりゃぜったい覚えるね

 いつしか…クセづく「ありがとう」
 ツバ吐く日々より楽しそ

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詩『時間よ止まれ』

『時間よ止まれ』

 2024 YR4
 小惑星、40~90m
 2032年12月22日
 地球衝突2.2%

 恐竜が滅びたように
 いつか人類も消えるのか?
 「アルマゲドン」が現実に…
 確率低いと思うけど…

 ああ 時間よ止まれ
 夢も叶えず 死ねようか
 ああ この指止まれ
 運という名の 蝶よ来い

 ああ 時間よ止まれ
 君を愛せず 死ねようか
 ああ その指止まれ
 愛を伝えて 

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詩『静かな夜明け』

『静かな夜明け』

 早朝に目覚めた
 そとはまだ暗くて
 一台の車が
 ブ~ンって過ぎてく

 そうだね、孤独で
 弱い、存在で
 おびえては、逃げてる
 夢からも、君からも

 ああ 静かな夜明けが
 ボクをわらって 薄目を開ける

 ああ クククッと指をさす
 そんな朝陽に 絶対…負けない

 ああ 玄関、ドンっと開け
 そうさ、今朝を、記念日にしよう!

詩『やさしくしないで』

『やさしくしないで』

 「やさしさが怖かった」
 昔、神田川の歌詞で気になった
 幼くて知らなくて
 意味を、いろんな人に聞き回った

 やさしさの裏側を
 いつか、痛いほどに知って泣きました
 駆け引きも出来なくて
 恋は、臆病者になりました

 いくつでもときめいて
 わたしは、少女になる…どんな時だって
 もうひとり斜め上
 忠告、騙されてる!と言っても、くる

 「やさしくしないで」
 

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詩『隠された手紙』

『隠された手紙』

 あなたは占いを信じますか?

  まるで、隠された手紙
  こっそり開けて、見たくなる

 彼氏のLINEをのぞきますか?

  それは、隠された手紙
  浮気の証拠、つかむため……

 両親のようになりたいですか?

  きっと、隠された手紙
  わたしもいつか、似るでしょう

 いまでも夢見て努力してる?

  胸に、隠された手紙
  おまえはこれで、まんぞくか?

詩『バイバイ』

『バイバイ』

 バイバイ、またね、さようなら
 バイバイ、またね、ごきげんよう

 別れはいつも辛いから
 ほんとは言いたくないんだよ

 「じゃあ、、、」そう言う時もある
 「じゃあ、、、」そう返されるかな

 仕事の時は「おつかれさまー」
 大事な人には「……ありがとう」

 バイバイ、親しく、愛を込め
 バイバイ、友だち、認定証

 またね、再会、お約束
 またね、強制、ゆびきり…ね

 

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詩『旅の途中』

『旅の途中』

 宇宙だって 旅の途中
 地球も人類も 何もかも

 凍りついた スマホの画面
 それだって時間は 過ぎている

 すべて死んで 終わるけど
 つながって続いて 受け継いで

 どんな人も 過去のバトン
 誇っていいんだよ すごいんだ

 君も僕も 旅の途中
 恥ずかしい事でも 楽しもう

 世界はずっと 旅の途中
 おみやげ買うより 遊ぼうぜ

詩『まだ知らない君へ』

『まだ知らない君へ』

  19才の私へ
  まだ、知らない君へ

  家族の寿命を知っても
  何も、できない君へ

  人生ってのは長くて
  でも、過ぎればみじかい

  努力で夢はつかめず
  恋は、運命じゃない

  99才の私へ
  まだ、まだ、知らない君へ

  自分の寿命を知っても
  きっと、無策の君へ

  こころは大人にならない
  そう、赤ちゃんのまま

  それでも夢を追

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詩『日陰』

『日陰』

 さかなに海が あるように
 空に鳥が いるように
 夏にはセミが 鳴くように
 冬には鶴が 来るように

 ひなたが似合う 人がいる
 日陰ばかりの 僕がいる
 かがやく場所が 違うんだ
 誰にもあるんだ その場所が

 僕は日陰の 花だけど
 陽射しが強くて 怖いんだ
 少し疲れた その顔を
 今日も笑顔に 変えるんだ

詩『帽子をかぶって』

『帽子をかぶって』

 帽子をかぶって 髪の毛ぺちゃんこなっても
 帽子をかぶって マナー違反?もへっちゃら
 帽子をかぶって それがあなたの鎧で
 帽子をかぶって これがわたしの、らしさ…よ

 服も靴も アクセサリーも
 チャンネルみたいに 切り替えて
 バッグも帽子も 空飛ぶじゅうたん
 世界を華麗に 生きるため

 帽子をかぶって たとえ治療のせいでも
 帽子をかぶって たとえ似合わなくっ

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詩『小さな勇気』

『小さな勇気』

 マラソンも一歩から
 チャリティーは一円から
 音楽もスポーツも
 はじまりがたいせつで

 それはまるで、雪だるま
 小さな勇気がコロコロ、コロコロ
 でっかくなって、強くなる

 才能も愛情も
 なくたっていいんだよ
 でも少し、あと少し
 発芽する、時がある

 それは奇跡、レボルーション
 小さな勇気がすくすく、すくすく
 でっかくなって、森になる

 それはまるで、雨

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詩『わぁ!』

『わぁ!』

 驚く顔が 面白いんだ
 泣いてる声は ちょっと可愛い
 怒った瞳 美しいんだ
 喜ぶ手振り 大袈裟なんだ

 わぁ!

 その顔が 毎日見たくて
 おどかす僕は 罰のお掃除

 わぁ!

 仕返しを たまにはしてくる
 そのたび君が 天使に見える

 わぁ!

 老いたって いろいろやりたい
 死ぬまで君は 憧れだから