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詩(ポエム)の作品集

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(練習ではない)心が何かを感じて書いた詩を集めました。
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#創作大賞2024

詩『祖国』

題名
『祖国』

 あなたは祖国を 愛してますか
 命を賭けて 戦えますか?
 正義という名の 理不尽たちに
 殺されるのは か弱き命
 まるでゲームの 数字のようで
 現実なんだと 気づいて欲しい
 リセットボタンは ないのです
 命はひとつで 帰らない

 理想を語って 逃げてませんか
 人類なんて 戦の歴史
 それでも平和を あきらめません
 夢は見なけりゃ 叶わないから
 まるで映画の ア

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詩『私が愛するビール(もどき)』

題名
『私が愛するビール(もどき)』

 私はビールが大好きです。

 ほかのお酒も飲みたいのですが、あの快感を脳が覚えていて私を自由にしてくれません。
 脳が飲みたがるのです。

 スカッとしたいならビール。

 冷凍庫に入れて、凍る寸前に取り出すのがベストなのですが失敗もちょくちょくしてしまう。
 しかし、うまくいったときの缶ビールもどき?は最高だ。

 唇から感じる凍るような冷たさと、のどに

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詩『パパ』

題名
『パパ』
パパは たかいな おおきいな
パパは つよいな かしこいな
たかい たかいが じょうずだな
ちょっと こわくて やさしくて

パパは ちゅうしゃも なかないな
パパは おさけも つよいんだ
まけず ぎらいで こどもだな
ママに よわいの スキすぎて

パパが はじめて ないていた
パパの かあさん おそうしき
いつか ふたりで さけ…のもう
ぐちを あさまで きいたげる

詩『リレー』

題名『リレー』

ザザザザと紙がやぶれる
日常が裂かれてゆく
血はないが悲鳴はあがる
だれの声か分からない

死神が手招きすれば
駆け寄ってあまえたくなる
ぬくもりが命のさけび
ゆすってよ、うでをつかんで

なんどでもボクはたたかう
ここにある世界がすべて
手をつなぐそれだけでいい
笑い声がリレーする

詩『ママ』

題名『ママ』

あったかくって きもちいい
ママのスカート もぐりこみ
うとうとねむった ひるさがり

やわらかくって きもちいい
ママのおっぱい ぼくのもの
パパにはぜったい やらないぞ

でっかいせなかは いいにおい
ママのおんぶは せかいいち
みんなをみおろし いいきもち

こもりうたって なつかしい
ママのおうたは ねむくなる
ほっぺにチューして みぎひだり

詩『ふわり』

題名『ふわり』

ふわり ふわり
飛んでいる
ふわり ふわり
チョウのよう

ひだまりのなかを
やさしさの粉をまいて

ふわり ふわり
見えるけど
ふわり ふわり
いのちがけ

かなしみのあめも
避けながら飛んでゆくの

ふわり ふわり
おだやかに
ふわり ふわり
かがやいて

ふわり ふわり
見ているよ
ふわり ふわり
ぼくがいる

詩『他人という山』

題名『他人という山』

山を見上げれば途方もなく高い
まるで天国のごとく遥か遠く
その頂上をあきらめたくなるもの
しかし、登りだすと
意外にたどり着くのも
山の頂上だ

山に近づけばその迫力もすごい
それは存在だけで圧倒をする
我が小ささを蔑みたくなるんだ
しかし、登らないと
本当の偉大さにも
気づけないものだ

詩『はんぶんこ』

題名『はんぶんこ』

インコのかあさん死にました
たぬきのかあさん亡くなった
ドジョウのかあさん逝きました
王さまのかあさん御隠れに?

晴れの日、雨の日、あるように
ふつうにあふれる訃報でも
ひとごとだったらその場だけ
泣いたらすっきりしちゃうのに

あのねぇ、そのねぇ、
わかるかなぁ、
だまって笑顔で聞いている
あなたのそんざいそのものが
わたしの命の…はんぶんこ

だれもが出会ってまたわかれ

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