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詩(ポエム)の作品集

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(練習ではない)心が何かを感じて書いた詩を集めました。
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2024年1月の記事一覧

詩『冬眠』

『冬眠』

ここがお山の 穴熊ならば
わたしはねむって いたでしょう
地震や津波 余震も知らず
わらってゆめを 見てたでしょう

わたしの死体に 駆け寄る母親(おや)に
気付いて号泣 してました
あなたを泣かせて ゴメンも言えず
遠くで犬が 吠えている

写真もビデオも 残ってますが
いつしかそれさえ ゴミになる
あなたの匂いが だいすきでした
わたしに似てる 顔がすき

ひとは悲しい いきもので

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詩『湯船』

『湯船』

 湯船でゆったり
 ごくらくだー ごくらくだー

 母親の胎内か?
 おぎゃ~~ おぎゃ~~

 それとも熱気球?
 ふ~んわり ふ~んわり

 夜なら宇宙船か?
 スイスイすぅー スイスイすぅー

 そして、

 湯船でいねむり
 ぷくぷくぷくっ ぷくぷくぷくっ

 イエローサブマリン?
 潜水艦? 潜水艦?

 救命きてくれー???!!!
 えすおーえす! えすおーえす!

 やば

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詩『令和6年能登半島地震』

『令和6年能登半島地震』
正月番組ぶっとばし
アナウンサーは絶叫してる
報道暴君舞い降りて
非国民かの踏み絵をさせる

気にはなっても数時間
心配しても虚しい心
わたしは悪魔かオニなのか
悲しくなったお正月

きっと被災に興奮し
スクープに躍起のメディアたち
中止の番組あやまらず
当然みたいで…偉そうだ

報道する意味、価値もある
なんとか無事で!と祈ります
それでも見れない傷(トラウマ)もある

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