Hits

2000年から「CAR STADIUM」という個人的国産車専門ホームページを運営。アマチュア自動車愛好家。自動車業界に身を置いたこともある。1980年代以降の国産車に明るい。

Hits

2000年から「CAR STADIUM」という個人的国産車専門ホームページを運営。アマチュア自動車愛好家。自動車業界に身を置いたこともある。1980年代以降の国産車に明るい。

最近の記事

軽自動車推しも最近は悩む【本当にいい選択か・・・】

車好きの中には「軽なんて・・・」という人もいるのだが、私はずっと軽自動車を大事に思ってきた方の人間だ。その理由は以下である。 〇 国内販売の1/3が軽自動車という現実 この数字は無視できない。安易な軽廃止論は市場を冷やし、減少を続ける国内市場に大きな打撃を与える可能性が高い。つまり景気の悪化につながる恐れがある。 〇 地方にとって絶対必要なもの いなか出身、田舎暮らしの私は身を持って実感している。一軒に4~5台当たり前の地方では、都会より所得も少ない中、登録車の税は大

    • 国内市場重視に転じたスズキのワケ

      攻めるスズキ 最近スズキが攻めている。自動車メーカーは新型コロナウィルスや戦争など世界のいろいろな出来事により、部品調達が困難といった影響を受けており、納期は早くても半年。人気車になると1年弱は当たり前という誰もが経験したことがないような状況になっている。販売現場は非常に混乱したことも事実だが、おかまいなしに新商品投入の攻勢を強めている。 昨年後半からの動きを見てみると、9月にムーヴキャンバスのライバルとなるワゴンRスマイルを投入。ダイハツにあるけどスズキにはないという事

      • 新しいクラウンは発展するために必要なモデルチェンジ!!

        まもなく新しいクラウンが発表される。昨年から流れて来る情報の通り、新型クラウンはクーペSUVと言えるスタイルになる。クラウンといえば、昭和30年に誕生。ランドクルーザーと並びトヨタでもっとも歴史あるブランドであり、日本車全体でもこれと並ぶ伝説を語れるのは、日産スカイラインくらいしかない。まさに日本車の宝であり、絶対に無くしてはいけないブランドである。クラウンは66年の歴史において、保守的なセダンとしての地位を確立してきた。また、日本人の憧れの象徴でもあった。しかし、21世紀に

        • 新型ムーヴキャンバスが登場

          期待を裏切らないモデルチェンジ ムーヴキャンバスがフルモデルチェンジした。見た通り"守り"の改良となった。しかし、中身は全面的に刷新されている。新世代プラットフォーム「DNGA」の採用。「DNGA」は小さな車しか作らないと決めたダイハツならではの基本骨格で、これ1つで軽自動車からBセグメントまで作ろうというものである。数が出る軽と共用することで、小型車の開発コストを下げられるし、軽にとっては普通車にも使えるプラットフォームを使うことになるので、これまでのダイハツ車に比べて、

        • 軽自動車推しも最近は悩む【本当にいい選択か・・・】

        • 国内市場重視に転じたスズキのワケ

        • 新しいクラウンは発展するために必要なモデルチェンジ!!

        • 新型ムーヴキャンバスが登場

          スズキエスクードハイブリッドを体験

          スズキのハイブリッドおさらい スズキのハイブリッドといえばマイルドハイブリッド。ちょっとバカにされていたのも事実だが、ヨーロッパ勢が手軽に電動化できるアイテムとして数多く採用し、以前より悪く言う人は少なくなった。軽自動車に関してはマイルドハイブリッドが適している。大きなバッテリーが不要だから少ないスペースを犠牲にしないし、ライバルと比較しても価格は同等にできている。その上、小排気量のためISGの効果を実感しやすい。乗ってみると確かにモーターがアシストしてくれているな! とわ

          スズキエスクードハイブリッドを体験

          軽二大メーカーの初期受注がアテにならないワケ~ジムニー納期に一言申す

          年末に発売された新型ハイゼットは、トラックが2万台。カーゴが1万台。レジャー仕様のアトレーが8,000台受注があったという。目標に対して大幅に上回るもので、出足は好調ということをダイハツは言いたい。 しかし、実際のユーザーが購入しているのはこの数字の半分あればいいだろうと思う。軽の二大メーカー「ダイハツ」「スズキ」。このメーカーの初期受注のほとんどがサブディーラーや整備工場などのデモカーで占められるからだ。 デモカーは、表向きは販売店に置いてもらい、新車の拡販につなげ

          軽二大メーカーの初期受注がアテにならないワケ~ジムニー納期に一言申す

          懐古変遷 第1回 ホンダHR-V

          最近ふと思い出したのがホンダHR-V。今ではすっかり街で目にすることもなくなった。なんでHR-Vと思ったのだが、実はけっこう好きだった。今でもあるのかなと思い、中古車を調べてみる。もはや1桁くらいしかない。買うなら3ドアのCVTがいいと思ったが、5速MTばかり。確かに当時のホンダCVTは長持ちしなかった。買わないけど。 ホンダHR-Vをなつかしむ。 ホンダHR-Vは1998年に発売し、2006年まで販売。2002年くらいまでかと思ったら、案外最近まで売っていた。と言っても

          懐古変遷 第1回 ホンダHR-V

          クルマ購入は早めに動こう

          半導体がなくて車が作れない? もし車の購入を考えているのであれば早い方がいい。日本の自動車メーカーは今年計画の60~70%くらいしか作れていない感じ。主な理由は半導体不足と聞く。家の中で遊ぶものとしてのゲーム機やスマートフォン需要の高まり。在宅ワークでタブレットやパソコンの需要も伸びた。そんな中、フル稼働していた半導体工場が火災になり、涙目状態である。世界で半導体は取り合いとなっている。最近の安全装備やハイブリッド車。そしてインフォテイメントシステムなどは多数の半導体を使っ

          クルマ購入は早めに動こう

          飛びぬけたブランドはもろい

          人気はいつか陰るもの。 あのサザンオールスターズにもそんなときがあった。少しずつ売れ行き下がり、「イエローマン」という曲が売れなかったときには、私もそろそろ終わりかと感じた。しかし、その後「TSUNAMI」で完全復活する。そうなると次はレジェンド扱いになる。売れ行きがどうなんて存在ではなくなる。とはいえ、桑田佳祐の最新アルバム「ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し」は恐れ入る。らしさを感じるのに全部新しい。どれだけ引き出しがあるのか。天才としか言いようがない。

          飛びぬけたブランドはもろい

          おそかった車 (思い出)

          速い車の話題は数知れず。遅い車の話題出て来ない。関心を持たれないのもあるが、正直日常困るような車が現代に出現しないのもあると思う。確かに普通車のボトムである3気筒の1.0Lエンジンでも、話題にしたくなるほど衝撃的な感想は与えてくれない。 旧車は当然遅い。そういうクラシックカーを除き、自分が運転するようになったここ20年くらいの間で、とても印象に残っている車の話を今日はしたい。 日産レパード 3.0XJ ひとつめは日産レパード。お断りしておくが、この車の性能は十分だ。その

          おそかった車 (思い出)

          車の昭和が終わる

          ※新型コロナウィルスにはまったく関係のない記事です 5ナンバーセダンの終わりこの3月をもって、トヨタプレミオ・アリオンが終売となる。現行型は2007年に発売し、2016年に大規模なマイナーチェンジを実施している。それほどお金をかけるまで売れてないけど、廃止するほど無視はできないという微妙なラインだったので、大きなマイナーチェンジをしたと思う。 プレミオ・アリオンが生産を終えれば、新車で手に入る5ナンバーセダンはカローラアクシオのみとなり、それもいずれ生産を終えるだろう。し

          車の昭和が終わる

          1万円リースは絶対やったらダメなやつ

          近頃よく聞きませんか。主に軽自動車に "月々1万円~乗れる" っていうチラシやCM。商品名はいろいろあります。内容はどれも似たようなものですので、ここでは総称して「1万円リース」と呼びたいと思います。今日はホントの1万円リースの姿を解説します。 1万円リースは月額しかアピールしない私は1万円リースの見積もりを取ったことがあります。車の見積もりは車両本体価格・諸費用・オプションなどの合計が掲載されているのが普通と思い込んでいました。その支払いプランとして25,000円×60回

          1万円リースは絶対やったらダメなやつ

          カローラとともに

          日本車の基準私が「CAR STADIUM」をはじめたのが2000年9月。その8月に登場したのが9代目120系カローラだった。同じ時期というだけの理由で振り返る時に一番に思い浮かぶ車である。カローラは説明の必要もなく、日本車の基本と言える。登場から50年を超える伝統の車でもある。多種多様の現代ではそんな商品は出て来ないだろうが、当時はたぶん選択肢もなかったはずで、みんながカローラに乗っている時代があったのだろう。いつも販売台数ランキングは1位。日本車を語る時、絶対欠かすことので

          カローラとともに