茶の湯の本たち #101 茶の湯ブンガク講座: 近松・芭蕉から漱石・谷崎まで (淡交新書)
読み易さ ☆☆ (三点満点中)
内容は難しいですが、解説が読みやすく、面白いです。陰翳礼讃も簡単にまとまっており、ありがたいです。
このシリーズについて
茶道初心者が茶道の本を紹介する記事です。ほぼ自分のメモがわりです。
本記事では、茶道の初心者向けのおすすめ本を紹介します。
本の中身と関係ないことがほとんどです。
今回の本はこちら
おすすめポイント
登場する書物や物語は多様で次のようなものがあります。
草枕 夏目漱石
陰翳礼讃 谷崎潤一郎
にぎはひ草 灰屋紹益
西鶴諸国ばなし 井原西鶴
笈の小文 松尾芭蕉
風俗(本朝)文選 森川許六
読んで思ったこと
最後のほうに登場する狂言「通円」が面白いです。能「頼政」のパロディらしいのですが、茶をたてすぎて死ぬ・・・というなんともなストーリーです。
こちらの動画の10分くらいからダイジェストがあります。
狂言で茶碗・茶筅・柄杓を持っているのが面白いです
こちらに関連したお店があります。
通円さんの初代は頼政の家臣で、繋がりがあるんですね。
能から狂言への繋がりが、ハイレベルな笑いなのでしょう。
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