短歌/猫短歌：一途

もう一度会いたいもう一度触れたい頭の中はそればっかりで/銀猫
もういちどあいたいもういちどふれたいあたまのなかはそればっかりで

　もちろん相聞歌として解釈してかまいません。
　別れたあとの未練もあり得るし、スキンシップ型ハプニング後の片思いもあり得るし。ああ、これが両片思いだときゅんきゅん度が上がります。個人的には。

　ですが、わたしにとってこの歌は猫短歌でもあります。見送った猫たちにもう一度会えたらなあ、もう一度もふもふできたらなあ、と、始終思っています。
　この感情は未練ではなく、何でしょうね。ペットロスはとうに卒業しているのですが、泣きたい気持ちとは異なる次元で「もう一度会いたい」というのが頭を擡げてくるのです。

　ヘッダー画像はプルメリア。花言葉のひとつは「一途な想い」とのこと。南国の花プルメリアは、花言葉も情熱的ですね。わたしの好きな花のひとつです。