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睡眠とセロトニンの関係
こんばんは!
仙台で活動している
Kei.Shin.Chiropracticのモスです!
今回はいつもと趣向を変えて
「睡眠に大切なセロトニンについて」
書いていきたいと思います
セロトニンは、脳内の神経伝達物質の一つで、私たちの睡眠、メンタルヘルス、そして痛みの感じ方に深く関与しています。今回はセロトニンの役割とその影響について、わかりやすく解説していきたいと思います
セロトニンとは?
セロトニンは、脳内で情報を伝達する神経伝達物質で、感情の安定や睡眠、痛みの調節など、多岐にわたる生理的機能に関与しています。特に、精神の安定や安心感、平常心をもたらす効果があり、脳を活発に働かせる鍵となる物質です。 
セロトニンと睡眠の関係
セロトニンは、睡眠リズムの調整に重要な役割を果たします。日中、目から日光を取り入れることでセロトニンの分泌が活発になり、覚醒状態を維持します。そして、夜間になると、セロトニンから生成されるメラトニンというホルモンが分泌され、眠気を誘発します。 このリズムが整うことで、質の良い睡眠が得られます。
一方、セロトニンが不足すると、睡眠障害が生じる可能性があります。
眠気を促すメラトニンの分泌が減少して
寝つきが悪くなったり、眠りが浅くなったりします
セロトニンとメンタルヘルス
セロトニンは、感情の調節に深く関与しており、その不足はメンタルヘルスに影響を及ぼします。具体的には、慢性的なストレスや疲労、イライラ感、向上心の低下、仕事への意欲低下、協調性の欠如、うつ症状、不眠などの症状が現れることがあります。 そのため、セロトニンの適切な分泌を促す生活習慣を心がけることが、精神的な安定に寄与します。
セロトニンと痛みの抑制
セロトニンは、痛みの感じ方にも影響を与えます。脳から脊髄に向かう「下行性疼痛抑制系」と呼ばれるシステムにおいて、セロトニンは痛みの信号を抑制する役割を持っています。 このシステムが正常に働くことで、過剰な痛みの伝達が抑えられます。しかし、セロトニンの分泌が低下すると、この抑制機能が十分に働かず、痛みを過剰に感じやすくなる可能性があります。 
慢性的な腰痛や肩こりに悩む方によくみられる、不眠や中途覚醒などの睡眠の質低下はこれらの問題とも関係しあっていると考えられます
セロトニン分泌を促す生活習慣
セロトニンの分泌を促すためには、以下の生活習慣が効果的とされています
日光を浴びる:朝起きてから30分以内に日光を浴びることで、セロトニンの分泌が促進されます。 
適度な運動:リズミカルな運動(ウォーキングやジョギングなど)は、セロトニンの分泌を助けます。
バランスのとれた食事:セロトニンの原料となるトリプトファンを多く含む食品(乳製品、バナナ、ナッツ類など)を摂取することが推奨されます。
これらの習慣を日常生活に取り入れることで、セロトニンの分泌を促し、睡眠の質やメンタルヘルスの向上、そして痛みの感じ方の調整に役立てることができます。
セロトニンは、私たちの心身の健康に欠かせない物質です。
そして実はセロトニンの約90%は
腸でつくられているため、腸内環境の状態がセロトニンの分泌に大きく影響を与えます。
そこで次回は
「セロトニンと腸内環境」について
書いていきたいと思います!