いや〜暑いよね。エアコン点けても電気代気になるよね。蚊やコバエもうざいしね。ならばハッカを育てよう!!
さてさてこんばんは。
珍しくスマホ執筆エフゲニーマエダです。
ちょっと本日の小話がてらでラベンダー関係に触れるんですが、、、
昨年からラベンダー花の実物比較用に、北海道(ファーム富田さん)が誇る「4号オカムラサキ」という品種を植えているんです。
当初は「富田さんが大量栽培しているのでおいらが植える必要はないな」ってことで植えるつもりなく4,5年やってきたんですが、確か昨年ハーブショップさんのセール価格に負けてしまい、ついに買ってしまったんですよね。あくまで見本用なので、3株だけ。
で、昨年8月の猛暑&スコールのジメジメにより、なぜか雪&湿度に強いはずの3号濃紫がダウン。が、同じ北海道品種の4号オカムラサキだけ生き残ったのです。
で妙なギャップを抱きつつ今年も開花の様子を見てたんですが、、、やっぱり妙に開花が早いんですよ。
早咲きグループの3号濃紫とは十分日数を隔てはいますが、にしても中咲き2号はなもいわより早く満開となってたんですよ。
うぅんむうぇ〜〜え??てなよくわからん声が出。
考えてみたところ、4号オカムラサキ苗を購入したのは本州のハーブショップで、北海道品種を本州育ち親から逆輸入するという形をとってました。北海道育ちの子ではないワケですよ。
なので、親株が本州で何年かシーズンを過ごすうちに、北海道より早く訪れる夏に順応してしまい、本来遅咲きであったのがいくらか開花ペースが早まってしまった、という状態を見てるのかなぁ〜という本日の感想でした!
なので本日、4号丘紫にしては早い収穫をして採れたお花はオイルを採らずドライにしてクッキー&アイス用にポプリにする流れです!
「4号おかむらさきのオイル」はファーム富田さんが死ぬほど作ってるのでぜひそちらをお求めになられて北海道富良野の香りを味わってみてください☺️
さて!
さてさて本題!
ラベンダー男エフゲニーマエダですが今年からハッカ(Mentha canadensis cv.) もそれなりの量栽培をはじめました!
理由はほんと単純で、、、
などという理由をとりつけて、広大な湿地帯裏庭ハーブ栽培園の次なる作物として育てはじめたンですな〜〜!
理由①
そうなんですよ。意外とおいら自身でも驚いてるんですが、北海道のそのへんの植物から清涼成分(カンファーやボルネオールやシネオールなど)って意外ととれへんのです!!
調べを深めると、トドマツ精油は日本ケモタイプのせいで酢酸ボルニルを多量に作るせいでシベリアモミ(Abies sibirica)のように美しい清涼感が出せないんですわ…(ここのところ随意研究中)。
続いてスースーアロマといえばヨモギ!となるんですが、辛くも大量にこそ生えるエゾヨモギですが肝心の精油収率は驚異の0.1%以下。エゾヨモギ精油ってビックリするほど採れないんです。花からはそれなりに採れるんですが、スースー感があまりしないんですよね…
じゃあもう北海道でラベンダーの次に有名なハッカ素直に育てちゃいましょうよ…って話になりました。
ハッカは北海道の土地・気候にガッチリ適合した作物ですしね。南仏生まれのラベンダーより簡単なハズです。(ハッカも自生種があるため)
プラス、近所に畑跡から野生化したミントがたくさん採れるんですが、いざ蒸留してみると全く清涼感がなかった(スペアミントはメントールを含まずカルボン主体)なことも学んだのでハッカ栽培となったワケです。
理由②
今までニオイヒバ精油やトドマツ精油などの針葉樹精油で防虫スプレー作って防虫効果を検証したりしてたんですが…いやもうハッカの方がプラス清涼感も得られるし、ハッカ精油の方が一石二鳥やん!ってことですんなり通りました。
個人的に花のアロマが好きなので、ハッカメントール+ゼラニウムで組み合わせて香水としても使えるハイグレード防虫アロマを作りたかったんですわ。
ちなみにハッカの香りはネズミも嫌う香りらしいので野ネズミ・キツネ等の侵入にも対策になります。
理由③
北海道でおそらく青い油を作れる人間・事業者3本指のうち1人エフゲニーマエダはこう考えました。
「ただ青い油作ってもあんまおもしろくないよね…青といえば涼しげイメージだから、青いクールスプレー&香水作っちゃおう!」
という形で、ヤロウ精油と結び合わさる形でハッカの栽培に賛成票が加わったワケです。
いつかヤロウとブレンド蒸留して、「涼しい青いオイル」作りますね。
ンなわけで今現在、ヤロウの群生地をそれぞれあたってどこのヤロウが香水やらアロマやらに向くか?を探求してる段階だったりしまっす。
理由④
いやもうエフゲニーマエダは大のミントアイス好き。物心つく前からチョコミン党だったワケです。
だもので、栽培してるハッカ:メントールはちゃんと食用にも回します。
2024年度から青いお茶が作れるウスベニアオイ(Malva mauritiana)も育てはじめたので、せっかくなら青く涼しげなオーガニックアイス作っちまおうぜ!って創作欲を日々掻き立ててるようです。
栽培する品種の選定ついて。
さてさて。
初夏にホームセンターの野菜苗コーナーなんか訪れると、すんごい品種数のミントが売られていることに気付くかと思います。
スペアミント、ペパーミント、アップルミント、パイナップルミント、モヒートミント、バナナミント、ブラックミント、チョコレートミントなるものまで…‼︎‼︎
実は現代で「ハッカ」というても、ミントと同様にものすごい品種数があります。
まぁ調べを深めると、列島各地の自生亜種たちや栽培の歴史とともに登場した改良品種たちなんですが、、、
無論メントールが欲しいならばメントール≠ハッカ脳がめちゃめちゃ含まれてる最先端品種を買えばいいじゃない!という、4号オカムラサキラベンダーを選ぶが如く同様の考え方で「ホクト」という品種をセレクトしました!
ざっくりと、ハッカ品種「ホクト」はハッカ栽培の歴史で最も新しい、最後の名のある品種だそうです。まさに4号オカムラサキ。
子に勝る親はいないのです!
反面…
最先端ハッカ品種「ホクト」は意外な弱点もあります。
精油中のスースー成分のもとであるメントールの率がすこぶる高いということは、反面他の香り成分の割合が低いという事。
つまり甘い香りはそこまで強くないらしいのです。
例えるならひたすら眠気覚ましに特化させたブラックメンソールガム的な香り味わいのようなのです。
さてさて、ということで歴史は再び繰り返す。
ラベンダー栽培で対照形質な品種を集めまくったエフゲニーマエダはハッカでも同じことをやりました。
ハッカ栽培品種の中でも香り・アロマ・甘さが素晴らしいと評価される品種も揃えたのです。
こちらは「しゅうび(秀美)」といって、北海道で作られた寒地ハッカとは違い、岡山県倉敷市で作られた暖地ハッカの最先端品種。
北海道の冬に耐えられるかなぁ〜と購入したあとでやや心配になってはきますが、まぁ深く植えれば根っこも寒さに耐えてくれるやろ!ってことでそのへんは上手くやるつもりらしいです、エフゲニーマエダさん。
エアコンが壊れても困らぬほどのハッカを育てるつもりらしいエフゲニーマエダさん。
ハッカ栽培のラッキーポイントについて。
ラベンダーは花の収穫を目的に栽培するので、まぁ基本的に一夏一回の収穫となります。
が、ハッカはラベンダーと大きく違い、花ではなく葉を目的に収穫するのです!
なので大きく育てちまえば(使う量も考えれば)わりといつでも採集は可能という葉物作物特有のメリットが存在しています。
花を作らせないよう頂芽を摘んでいく栽培管理法になるので、ちょびちょび収穫イベントが起こる目算です。
都度みんなにプレゼントできますね!これはラッキー!