【蒸留日記vol.42】日本で手に入るアメリカ品種ラベンダーのイレーネドイルを蒸留!
こんちゃこんちゃ!
さてさて本日ご紹介するのは、日本で唯一手に入るんじゃないか?と思っているアメリカ産ラベンダーのイレーネドイル或いはアイリーヌドエルさんです!
収穫蒸留の実施日時は12日と多少タイムトラベルするのですが、まぁオイル抽出までの様子をどうぞ!
■ラベンダーIrene Doyleってー??
アメリカで作出されたコモンラベンダーで、アメリカ産ラベンダーとなるようです!
ちょろっと調べたところによると、お医者さんの片手間園芸で作りだされたんだとか。。。
他にアメリカ産ラベンダーの代表格といえば、ロイヤルベルベット(L.angustifolia 'Royal Velvet')とかブエナビスタ(L.angustifolia 'Vuena Vista')などがいますね。
アメリカのラベンダー園HPの品種紹介ページでよく見かけるイメージです。
両種まだ日本には入ってきていないようですね。
外見的特徴は、がく(ポプリ)と花びらともに濃く青っぽい紫色をしています。Coolな印象をもつラベンダーですね。
そしてなんとポプリがモサモサしてないんですよ!
上の写真をよーーーく見てみると、ポプリにラグビーボールの縫い目のような模様(維管束)が走っているのがじかに見られるハズです。
そう、イレーネドイルはメイレットに似て、ぜんぜんフサフサしてないラベンダーなんです。。。
エフゲニーマエダが導入したのはラベンダー栽培2年目で、フォーボストームと一緒に2株植えました。
完全なる試験栽培って扱いだったんです。どんな姿になるのかなー?と。
が、どうやら調べを進めていくと、香りもラベンダーの中では何やら柑橘っぽく、特徴が秀でているそうで、それが気になりすぎたので急遽4年目の今年から栽培数を拡充する運びとなりました!
■収穫作業のようす!
まだ薄暗い早朝に収穫→蒸留を実施しました。
ウチの農園で立派に花を咲かせているイレーネドイルはまだ2株しかいないので、この少数からオイルを得る形になります。
イレーネドイルの開花状況は今年わりと早い感じで、これだとほぼ満開状態ですね。Full Bloomingってヤツです。
朝陽に照らされる、収穫したばかりのイレーネドイルラベンダー。
花びらとポプリどちらとも色が濃いのがわかりますね。
ほんのり朝の涼風に甘いながらもスーッキリとしたラベンダーの心地よい香りが漂ってきます。(マジで癒される!)
■いざ蒸留開始!
しっかりグラム数を計り忘れて蒸留釜へw
やはり2株からだと物量が稼げないので、どれぐらいオイル採れるのか少々心配になりますね。。。
一応蒸留器の釜の底は埋めることができたみたいです。
まんべんなく蒸気が当たってくれると、しっかりオイルは抽出できます!
なぜだか釜の中の刻まれたイレーネドイルを間近で撮っていた写真があったのでとりあえずうp。
なんで撮ったんだろ。。。
とりあえずこんな感じのラベンダーですよーと。
イレーネドイルはオイル持ってる量多いんじゃね?と睨んでいた節があるのですが、期待を裏切らないようなオイルの出方をしていました。
もうそれはジャバジャバとオイルが抽出されていました!
〈〈オイルがこんなにも採れるとは、まさに壮観だな。〉〉
■蒸留結果は…!?
たった2株分のラベンダー花束から1mL以上も採れたのはなかなか頑張ってくれた方だと思います!
やはり、品種によってオイルの歩留まりはまちまちなんでしょうかね?
そしてラベンダーオイルの中では黄色味が強いからセスキテルペン類が多く含まれている?という推測が立てられそうです。
いや、蒸留するラベンダー素材の量が少なすぎてモノテルペンが先に飛び、過度にセスキテルペン類が抽出されてしまったのかもわかりませんが!
はい!
イレーネドイル2株の蒸留、こんな感じでしたー!
眠いのでここで筆をおきます!
あじゃじゃっした!
若い人がどんどん減る地元【三笠市】もついに人口7000人台目前。 朝カフェやイベントスペースを兼ねたラベンダー園で今いる住民を楽しませ、雇用も生み出したい。そして「住みよい」を発信し移住者を増やして賑やかさを。そんな支援を募っています。 畑の取得、オイル蒸留器などに充てます。