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2022年度、春のラベンダーの育ちを観察してみたの巻!
えーこんちはこんちは!
今日蒸留器を洗浄している最中にすごいものが撮れました!
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色彩美すぎるやろ!!!!!!
たーぶんこれは大きくなってきている若い松ぼっくりだと思うんですよね。
にしても、春先の若いスプルース松ぼっくりってこんな鮮やかな色出せるのかよ!!って驚きが大きすぎてめちゃくちゃ写真を撮ってしまいました。
後日写真をまとめて記事にしますbb
まさかこれを撮っていたばかりに15時からのイベントに大遅刻したなんて言えるわけがない。。。
そのイベントの様相も後日精油マガジンにてまとめておきますなbb
さてさてさて!!
本日本題の、命の芽吹きが感じられ始めたラベンダーたちをご紹介。
というかちょこちょこ観察してnoteにアーカイブしておかないと、さすがにラベンダー歴4年目なので細かい差異が覚えられなかったりするんですよね。
なのでまぁ定期観察会!というノリでやっていきます。
ちなみにこの記事はちょうど前日のラベンダー園広角撮影のようす。
24時間以内なのでまぁラベンダーたちの様子はガラッと変わってはいませんね。
空からラベンダー花壇をみてみよーうな感じでエフゲニーマエダの視点に準じて各ラベンダー品種たちをサクッと巡っていきますbb
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あくまでサブスタンスの花壇。本来はビーツや二十日大根など、かわいい根菜系を育てる用花壇でした。
が、2年前にここへ避難させた3号濃紫ラベンダーが思いのほかモリモリ育ってしまい、野菜類を育てることができなっています。
やはりラベンダーが大きくなるには黒土(窒素分)が必要だったんやねと学ばせてくれた花壇でもあります。(だって野菜の土で大きく育ったんだもんw
見ての通りこの画像では、黒土用土で育てたラベンダーと水抜けの良すぎる鉢植えで育てたラベンダーそれぞれの育ち方の違いが観察できますね。
双方とも、苗木としてやってきた年数は同じなのですが、獲得できる水と養分の違いにより葉っぱのつき方が明らかに異なっているのがわかります。
下にいるナナ・ナリサワ(白っぽいやつ)は昨年秋口にラベンダーの本場富良野から仕入れた苗木。10株います。
今後わが農園でポプリ生産の主力を担ってもらう予定の品種です。
ナナ・ナリサワは早咲き性質のハズですが、今だに葉っぱはシルバーグリーンのまま。
雪の下でカビられると困ると思ったので積雪前に有機石灰を株に振りかけました。石灰散布のおかげで成長開始がスローペースになっているもようです。
早いうちにちゃんとした花壇をこしらえて植えつけないと手が出せなくなるのでお金稼いで花壇の建造を急ぎたいところなんですよね。。。
ナリサワは3号濃紫よりは花穂が長いのでちょいとだけ大柄に育ちます。
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続いて奥に写るのは2号花壇・4歳を迎えた3号濃紫ラベンダーです。
さすが「早咲き濃紫」とも呼ばれるだけあって成長開始も早いですね!
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去年はさんざんネズミの食害を受けて見るも無残な姿になりましたが、さすが樹木の生命力、1年で見事に回復しました!
加えて黒土ベースの用土に植えてあることで成長は早いようです。
その下にいるコンクリートブロック花壇はナリサワと同じく去年秋に購入した花色が薄いことで有名な2号はなもいわ株。(れっきとした北海道品種)
防カビ対策として同様石灰をふりかけたので成長が遅まっているようです。
脇の高橋ホワイトラベンダーには石灰振っていないので、新芽が開き緑色が濃くなっていますね。
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秋に苗木として仮植えしておき翌年春に植え替えしたいパターンの場合、成長を鈍化させる効果のある石灰を撒いておきます。
石灰には種類があり、①消石灰と②有機石灰がありまして、①消石灰はすぐさま土壌改良したい場合のいわゆるカンフル剤。
撒いてすぐに効果があり植物にかなり無理をさせるモノなので、なかなかキツい効果を持っているとお考えください。
対して貝殻なんかを粉砕しただけの海由来ミネラルが豊富な有機石灰。
こちらはゆーっくり効きます。
効果の持続も長く、雪の下湿度100%環境下でカビや病気を抑えたい場合にはこの緩効性である有機石灰を撒きます。
効果は2、3ヶ月持ち、その間植物は葉っぱが厚く硬くなって成長がゆーっくりになります。(夏季の場合)
ラベンダーの根っこも必要な分だけ石灰を根酸で溶かして利用するので、わりかしラベンダー栽培では重宝します。
本州では長雨で成長真っ盛りの若い葉っぱが腐らないように有機石灰を振るう栽培テクニックもあるようです。
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このごろ注目しているイレーネドイルを含めた4号花壇の面々。
ホルゲイトとかロングパープルとかアーリーブルーらが植えさっている、国際色豊かな花壇です。
ここへきて同じ同級生組のイレーネドイルくんとフォーボーストームくんに育ちの差が出てきていますね。
おそらく本来の成長ペースが現れているようで、イレーネドイルは大きく育つタイプであり、フォーボーストームは庭の花壇や生垣とかの小植えに向く園芸品種タイプなのでしょう。
新芽の色を見るに、フォーボーストームの方が早咲き性のようです。
アヴィニョン・アーリーブルーは去年積雪期間が長かったことで特にカビの被害を受けた子ですが、やはり今年も葉っぱの枯れ落ちが目立ったので特に雪や長期間の湿気に弱いタイプなのでしょう。
花の香りは独特で愛すべきキャラクターなんですけどね、、、
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手前はNZ品種のブルーマウンテン。
葉っぱの緑具合から察するに、早咲きグループのようです。
北海道品種の2号はなもいわと個性が被るので、どうしたもんかなーと頭を抱えている子だったりします。
英国品種の代表格であるミスキャサリンは開花期が早いものの、5月中ば現在まだ緑一色には染まりきっていないですね。
奥のラバンジン・グロスブルーは花の香りがラバンジンぽくない面白い子。
ですがラバンジンなので成長ペースはゆっくりなようで、まだ葉っぱがシルバーグレーですね。
背後にわんさか並ぶ黒バケツの鉢植えはほとんどグロッソかスーパーかロングホワイトなどのラバンジンです。
わが農園ではラバンジンの主力栽培グループは
・スーパー・グロスブルー・ロングホワイト
の3品種に決めています。グロッソはみんな育ててるので諦め。。。
脇にいるヒロハラベンダー(L. latifolia)は特に雪などの冷温に弱いタイプ。
2年生き延びているのでちゃんと死んだふりしていますがラベンダー属なので宿根するので地味に生きてるやつです。
・・・ちゃんと生きてるよね?
と、今現在の北海道ラベンダー畑はこんな感じでっす!
ラベンダーの花期間が早いもので7月中旬から始まるので、2ヶ月かけてどんどん育っていきますよ。
その前に花壇の改装を間に合わせたいところ。
間に合うのかぁ!?
では、こんなところでした!
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