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📚風と共に去りぬ 続編「スカーレット」

風と共に去りぬの続編です。

何を今さらですが、続編はそれほど古くなく1991年に刊行。
我々世代からすれば、つい最近のことのようです(笑)

概要
1936年の出版以来、世界的に読み継がれている小説『風と共に去りぬ』の続編で、主人公スカーレット・オハラとレット・バトラーの“その後”を描く。著者であるマーガレット・ミッチェルが続編を書こうとしなかったので、ミッチェルの相続人たちが続編の企画を発表すると、大きな期待が寄せられた。執筆者にはアレクサンドラ・リプリーが選ばれ、1991年9月、『スカーレット』が刊行された。世界的なベストセラーとなったが、作品自体に対する当時の世評は厳しいものがあった。

Wikipedia

内容については、以下に書かれていることを知った上で読みました。

当時、東京女子大名誉教授(アメリカ史)であった猿谷要は、原文と森瑤子の訳文を照合し、異なる点が多いことを確認している。彼は、些細な部分があちらこちらで削られ、それ以上に書き加えられた部分も多いので、翻訳の範囲を超えるものではないかと疑問を呈したが、森瑤子が作家として少しでも『風と共に去りぬ』を続編に反映させようとした思いは認めている。また、訳文はリズムカルで読みやすく、「他の外国での訳とは違って、日本訳は二流作品を訳者が格上げしたと、あるいは評価されるかもしれない」とする一方、翻訳のあり方については論議を呼びそうだと述べた。

Wikipedia

訳文が翻訳の範囲を超えているとの指摘ですが、原文で読むこともできず。
どう評価されようが、また風と共に去りぬの世界に入りこめたのは良かった。

結果として、森さんの訳が元のイメージを壊さないよう努力して頂いたお陰なのかと思ったり。


さて、こうなると次は「新編 風と共に去りぬ レット・バトラー」を読むしかないのであります。

この本は調べると、アメリカで2007年、日本で2008年に出版とのこと。
我々世代からすれば、つい昨日のことのようです(笑)



<了>