ふたりが死んでいなければ~グリム童話「うさぎとはりねずみ」~
グリム童話「うさぎとはりねずみ」
この話をしてくれたおじいさんはいかにも楽しそうにこの話をしてくれたらしい
このおじいさん、、
大丈夫なのか
この話はかなり怖いぞ
冷静に子供に話してる場合じゃない
昭和の頃であれば
こんな話もサラッと子供に読み聞かせていたような気もするが
今ではR18やR15に該当しそうなレベルに感じる
みなが幸せそうにしている日曜日の朝にそれは起きた
倒れて死ぬまで走ることもなかろうが
そんなになるまで止めなかったハリネズミの旦那さんも恐ろしいが
74回も駆け比べをしてしまうウサギもまた恐ろしい
何よりもウサギの思い込みが怖い
適当なとこで気づけよ
自らを死に至らしめることになってしまうほど何も考えられなくなってしまうのはとんでもない事と
この話は教えてくれる
「走り殺す」などという言葉があるのかとも思うが
昔は死ぬまで働くなんて言うだけは言っても
実際にはそんなことはなかったように思う
しかし今ではそんなことが現実に起きている
分かっていても立ち止まれぬ
言葉の通り”立ち止まってみる”ことの大切さをあらためて知る
人だろうがハリネズミだろうが
相手の身体的なことを蔑む発言は感心出来ないが
仕返しにしてはやりすぎだ
人間とはそういうものなのか
いや、人間じゃない
ハリネズミだ
グリム童話にしては珍しく最後に教訓が書いてある
「相手を身なりで判断してはならない」
それからこんな一文も
「このふたりが死んでいなければ、いまでも生きているでしょうね」
当たり前ですね
絵本は本来楽しいもの
お子さんや甥っ子姪っ子そしてお孫さんを連れて
本屋さんや図書館に行ってみましょう
きっと楽しい一日が過ごせます
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