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旬を味わう、自分の手で。|Daily Life Essay「あじわい亭」 ~7品目~
「旬」を味わえている人って、
一歩先を進んでいるように思えて、カッコよく見える。
実家に住んでいた時は、両親や近所の祖母が作ってくれた旬モノをいただいたり、お裾分けしてもらっていたが、一人暮らしになってから、特に島根での経験を経て、自分の手で旬を掴もうというスタンスになりつつある。
この春、(記憶にある限り)はじめて筍を自分で掘った。
という話をしていたら、今朝5時起きで6curryメンバーの日置さんの畑で筍を掘ってきました⛏️
— おおばしゅう (@Shu0838) April 13, 2024
はじめての筍堀りを終え、このあとは皮を剥いてアク抜き。食べるのが楽しみ🔥 pic.twitter.com/BWRDnvwmsg
芽が地面からちょっと出始めているものが苦味も少なく、アク抜きの前に包丁を入れる際にも柔らかいということが分かったり、筍(竹)が伸びている方向を見極めつつ、根っこがどのように伸びているかを踏まえながら、鍬を入れて土を掘るという過程がとても楽しかった。そして、全身使って太陽を適度に浴びて、自然の中での時間つくることが自分のヘルシーさにつながっているのだと感じられた出来事だった。
包丁で真っ二つに筍を裂くと、筍の大きさの半分くらいしか身が取れないこともわかって、少し驚いてしまった。それと同時に、手間と食べる量を考えれば、値が高いのも合点がいった。
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東京タワーのような二等辺三角形のラインが食べれるところ。
米糠と鷹の爪などでアク抜きをするのが一般的らしいが、
それらを手にいれる面倒臭さが勝ってしまい、米のとぎ汁と一緒に40分ほどたぎらせて、そのまま3時間ほどおく。すると、あくが抜けて食べられる筍の状態になる。
それらも自分でやったことで、
食べられる状態の筍がどうやって出来るかが分かる。
社会を生きる上でマストの知識ではないけれど、持っていたら役立つ場面があるし、誰かの助けに応えられるかもしれない。答えのある5教科で勉強をすることとはまた違う、社会を自分らしく生きていく上での「知識」。幼少期から、こういった知識を身に付けたかったと今は強く思う。
筍をどう調理すれば美味しい料理になるかも、ひとつの知識。
炊き込みご飯、ツナと筍の煮物、メンマ、筍カレー。ここにあげきれないくらい食材の食べ方はあるし、それらを試してみる、自分でやってみる「実験力」も自分らしく楽しく生きる上で大事な要素になっている。
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そろそろ新茶もはじまる頃ということで、旬をしっかり掴んで、さっと流れていく日々に抗っていきたい。
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