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キーエンスとコロプラとBVEATSの違い。
センサーより、
ゲームが好きだと思ったけど、
フィットネスの方が好きだった。
僕のキャリア選択を一言で説明するとしたらこうなる。
就活を始めたころ、
人と話すのが好きだったし、
熱い勝負が好きだったし、
営業が向いてると思っていた。
だから、ゴリゴリの営業会社と噂の、
キーエンスと野村證券を受けていて、
内定もいただいた。
そこで就活を終わろうとしたけど、
どこか納得感がなくて就活を続けた。
営業は楽しそうだったけど、
証券やセンサーという商品に、
あまり興味が湧かなかった。
好きなものを扱う仕事がしたいと思い、
エンタメやゲームが好きだったから、
コロプラを受けた。
ありがたいことに内定をいただいて、
野村證券、キーエンス、コロプラの三社で悩むことになった。
お金の話をすると、
当時のキーエンスは業績がうなぎのぼりで、
平均年収は過去最高の2100万円。
新卒2年目で年収1000万円に達すると言われていて、
とても人気な企業だった。
一方、その年のコロプラは、
様々な事情があって業績が傾きかけたタイミングだった。
高収入が約束された野村證券やキーエンスと、
業績は不安定だけど、好きなエンタメを扱えるコロプラ。
正直かなり迷ったし、
決断するまでは時間がかかった。
ただ、最後は直感だった。
ワクワクする選択、
自分の誇れる選択をしようと思い、
僕はコロプラを選んだ。
コロプラでの仕事は、
スマホゲームのマーケティングだった。
企画、WEB広告、SNS運用、アライアンス、
デザイン、声優、番組制作、
ディレクション、マネジメントと、
幅広く経験させてもらった。
パソコンなんてほとんど触ったことがなかったのに、
IT企業へ就職したもんだから、1年目はすごく苦しんだ。
同期の中では一番落ちこぼれで、
仕事ができなすぎて、
周りに迷惑をかけまくり、
企画も全く通らず、
うまく行かないストレスから、
口内炎で血だらけになったこともある。
2年目になると、
少しづつ仕事もできるようになり、
チームも持たせてもらって、
仕事が楽しくなった。
ところがどっこい。
仕事ができなかった1年目よりも、
2年目の方が辛かった。
(誤解のないよう補足すると、コロプラは大好きな会社だし、
ポンコツな僕を根気よく育ててくれてとっても感謝しています。)
好きなエンタメ、ゲームを扱っていて、
楽しく働いていたはずなのに、
学生の頃のような情熱がなくて、
理想の自分ではないことに、
強い焦燥感を感じていた。
そんなモヤモヤを抱えていたときに、たまたまBVEATSに出会った。
たまたま飲み屋で仲良くなった方に、BVEATSを紹介してもらい、
サボっていた筋トレの習慣を取り戻したくて、お客さんとして通ってみた。
そしたら、めちゃくちゃ楽しかった。
楽しすぎて、職場の先輩や友人におすすめしまくった。
その時に、僕の中で疑問が生まれた。
『俺、本当に今の仕事好きなのかな?』
BVEATSは、紹介料がもらえるわけでもなくて、
ただ良いものだから、喜んでもらえると思ったから人に勧めた。
これは、コロプラでの仕事にはない体験だった。
自分が担当するゲームは好きだったけど、
身近な人におすすめしたことはなかった。
BVEATSには平日の仕事前も、土日も朝イチで通っていた。
一方、担当するゲームをプレイはするけど、必要以上にはしなかった。
好きだからゲームをやっていたんじゃなくて、
仕事だからゲームをやっていたんだと気づいた。
結局自分は、
お金で仕事を選びたくなくて、
コロプラを選んだはずなのに、
お金のために働いていた。
学生時代はお金なんてもらえないのに、
部活に打ち込んでいたし、
その時の方が楽しかった。
そう思ったとき、
自分が心から好きなのは、
フィットネスだということに気づいて、
BVEATSへ転職することを決めた。
キーエンスでセンサーを売るよりも、
ゲームを売りたいと思ってコロプラを選んだけど、
やっぱりフィットネスの方が好きだと気づいてBVEATSへ転職した。
今は大好きな商品を扱えてとても幸せだ。
本当に好きなものなんてわからないし、
やってみたら違うこともある。
好きだと思っていたものこそ、
それを受け止めるのは勇気がいる。
変化や決断には勇気がいるけど、人生は一回。
自分が誇れる選択をし続けたい。