マジック・ジョンソンのストーリーから感じた、1つの真実
10月アメリカに行っていたので、久しぶりの投稿です(←完全に言い訳)。
何をしていたかというと、半分は観光ですが、本来の目的は世界的に事業で成功を実現している人、最新のビジネストレンドを仕掛けている人たちの話を聞きに行くことでした。
その中で幸運にも、バスケの経験者であれば誰でも知っている、マジック・ジョンソンの話を直接聞くことができる機会に恵まれました。
NBA史上最高のポイントガード&実業家としての人生
彼は1980年代にラリー・バードやマイケル・ジョーダンらとともにNBAの世界的ブームを牽引したスーパースターです。そのプレー、実績から歴代最高のポイントガードの1人と評される人物でノールック・パスを世界的に広めました(Youtubeを参照してください)。
バスケ引退後はスターバックスと共同出資でUCO(Urban Coffee Opportunities)という会社を設立し、125店舗という直営を超す勢いで店舗展開します。また所属していた、NBAチームのレイカーズの経営やメジャーリーグのロサンゼルスドジャーズの共同オーナーなどビジネスとしても大成功を収めるなど実業家としても頭角を現しました。
個人的には、ここまでスポーツとビジネスの世界で成功した人はいないのでは?というほどの経験をしてきた人だと思います。
そんな彼がTake Action(行動を起こすこと)というテーマでスピーチをしてくれたのですが、その内容の中で一番印象的だった部分にフォーカスしてシェアしたいと思います。
メンターを持つことの大事さ
マジック・ジョンソンが成功のおいて最も重要な要素はメンターを持つことの大事さを知っていたことです。
彼は当時のレイカーズのオーナであるジェリー・バスにメンターになってほしいと依頼をしました。
するとジェリー・バスはレイカーズの収益構造などビジネスに関わる多くのことを教えました。例えば、最高の会計士と弁護士を仲間に引き入れることが大事、など具体的なアドバイスも含めて。
後にレイカーズの社長になったのもジェリー・バスの影響です。
またレイカーズの年間シーズンチケットを購入しているリストを入手し、そこで150名のCEOにアポイントの連絡をしました。結果、全員が会うことを承諾して、うち10名が彼のメンターになりました。
その中で、6名と一緒にビジネスを繋げることができたとのことです。
彼はメンターの存在はビジネスを持続可能にしてくれるということを話していましたが、共同経営でビジネスを展開しているものが多くある理由がわかります。
スポーツとビジネスの共通点
このストーリーから、わかること&伝えたいことは良き指導者を持つことが大事ということです。
スポーツの世界では絶対にコーチが存在します。その人たちは具体的なアドバイスだけでなく、メンタル的な支えにもなってくれます。
学問の世界にも恩師がいないと世界的に有名な論文などを出せません。
そしてこれはビジネスの世界も同様で、メンターがいないで成功を実現することは、凡才ではまず不可能だと思います。
マジックはそのことをバスケの経験を通じて十分に知っていたからこそ、上記のような考えを持つことができたのだと思っています。
ただ、社会人になるとそういう存在が疎ましくなり、自分の癖が段々ついてきます。そしてうまくいかない、、、ということに陥ってしまいます。
彼のストーリはそのことを再認識してくれる非常に勉強になる機会でした。
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