潰瘍性大腸炎の寛解期なのに「お腹が張る・腹痛がある・下痢がある」人向けのお話
本題に入る前に…
潰瘍性大腸炎に対して、お医者さんから処方される薬以外にも自分で何かできないかな…と考えている方向けに僕が実践している方法の記事を書いていますので、興味があればぜひご覧ください。
特に潰瘍性大腸炎になって何をしたら良いかわからない方に見てほしい記事となっています。
ここからが本題です。
皆さんはこんな悩みはありませんか?
〝今は寛解期のはずなのに、何故かお腹が張って腹痛や下痢っぽい時がある〟
こういった症状が起きてしまうのは、今あなたが食べているものが原因になっているかもしれません。
これを紐解くには、〝SIBO(シーボ)〟という言葉がキーワードとなります。
通常だと人間の小腸にはそれほど細菌は存在しないとされていますが、SIBO(小腸内細菌増殖症)の人は小腸内に細菌が異常に多く存在していて、その状態で食べ物を摂取すると小腸内で細菌がガスを発生させ、お腹が張ったり、腹痛が起こったり、下痢といった症状が出てしまいます。
SIBOの原因はさまざまですが、胃酸の分泌が少ない人に多いとも言われています。食べ物に付着した細菌が胃酸で殺菌しきれず、小腸まで運ばれてしまうことが考えられるそうです。
このSIBOの人と相性が悪い食べ物はFODMAP(フォドマップ)と呼ばれる物質を含む食材です。
FODMAPはガスを発生させやすい物質の頭文字をとって名前がつけられているようです。
お腹の不調を軽減させるためには、「FODMAPに該当している物質をたくさん含んでいる食べ物」を避けることが大事になってきます。
考えやすいところでは、まずは主食をしっかりと置き換えることから始めてみてはいかがでしょうか?
具体的にいうと、パンやパスタなどの小麦を使用した食べ物から白米に変えることで変化を実感できる場合があります。
小麦はFODMAPをたくさん含んでいて、白米はFODMAPがそれほど多く含まれていない食べ物に分類されているからです。
とは言うものの、今後一切パンやパスタを食べてはいけないと言うわけではなく、自分の体と相性の悪い食材を見つけられれば、何故体調が悪くなったのか?という検証が後からしやすくなるため、その食材の量と食べる頻度を調節することでより豊かな生活を送ることができると考えます。
また、先述した胃酸の分泌を促すために「お酢(米酢)」を食事に取り入れると良いと思います。
お酢自体もFODMAPが少ない調味料に分類されているので、酢の物なんかを食事に取り入れると良いかもしれません。
ただし、酢の物の具材の中にもFODMAPが多く含まれているものがあるかもしれないので食材の選択はお気をつけください。