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シチリア④〜パレルモ発バスで巡るトラーパニ〜
シチリア最後の旅は「トラーパニ」へのバスツアー。パレルモを出発して遺跡や塩田を訪ね、クスクスを食べる。
シチリア島最西端の街
シチリア島西部に位置する「トラーパニ」。
アフリカ大陸に近い地理的要因もあってか、アフリカの伝統料理クスクスが食べられるなどアフリカとイタリア文化が混じり合った都市だ。
さらにトラーパニといえば塩田、と言われるほど塩田が有名らしい。
そんなトラーパニを8時間のバスツアーで巡ってみた。
当日は、昨晩寝つきが悪かった割には元気が良く、集合場所のマッシモ劇場付近にすんなり到着してツアーに参加した。
古代遺跡セジェスタ
はじめに訪れたのは、古代ギリシャの都市遺跡が残る「セジェスタ」。
とんでもなく遠くに来たな、と思ってしまうほど、のどかな風景だ。
バスは、田舎道をどんどん進み、緑豊かな山の中にあるセジェスタ考古学公園のすぐそばに停車。
ここからは、遺跡まで運んでくれるバスに乗り換えるらしい。
早速、オフィスでチケットを買い、バスに乗り込む。
歩いても行けるらしいが、ちょっとした山登りになるので覚悟が必要だ。
セジェスタの劇場
山の上にバスで運ばれていくと程なく降ろされた。
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数分ほど大自然の中を歩くと突然、古代の劇場が現れた。
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半円形の劇場は、客席から山々を見渡すことができる作りになっている。
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ここでどんな催しが行われたのか、想像が膨らむ。
夜になったら、星空くらいしか見えないのではないか。
頂上付近の遺跡群は、ちょっとした小道などあたりの景色も素晴らしい。
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セジェスタの神殿
劇場付近を観光し、バスで下に戻ってくる。
お土産屋さんからトイレに向かう道をさらに進んでいくと立派な神殿が目に飛び込んでくる。
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パルテノン神殿も見てきたが、こちらの神殿は保存状況がとても良い。
本当に遺跡なのかと見紛うほどだ。
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神殿の近くでは、黒色のファッションでシックに決めたお兄さんが建物をスケッチしていた。
なんだかその姿に親しみを感じ、後ろ姿をパシャリ。
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神殿からお土産屋さんへの帰り道に、ふとイタリアの田舎ってこんな感じなのかな、と思った。
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ヌビアとトラーパニの塩田
実は密かに楽しみにしていた塩田観光。
思ったより地味で、頭の中で描いていた塩田のイメージとは違った。
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トラーパニには、塩に関する博物館があり、そちらの方はかなり有名らしい。
時間があれば、博物館にも行ってみたかった。
山の上のエリチェ
標高751メートルのサン・ジュリアーノ山の頂上に位置する「エリチェ」。
中世の城塞都市の面影が残る街は、建物の間を縫って細い石畳の道が続く。
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山頂にあるため、トラーパニの街を一望できる眺めの良さも素晴らしい。
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街並みに溶け込んだ教会
街をぶらついている時にたくさん見かけた。
普通の建物だと思っていると案外教会だったりする。
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隠れ家的なレストランでクスクス
石畳の道を外れ、少し奥まっているところにレストランを発見。
なんとなく隠れ家的な雰囲気を感じたので入ってみることに。
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トラーパニでは、クスクスが有名だというから食べてみた。
クスクスはそんなに嫌いじゃない。
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マトリーチェ教会
街に入ると最初に目に入ってくる建物ではないだろうか。
現在、チケット売り場として利用されている鐘楼が印象的だ。
どうやら1300年代に建てられたもので、外観からも歴史が感じられる
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内部は、白を基調とした空間が広がっており、天井が高い。
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淡いクリーム色に見える天井には、細かい彫刻が施され、不思議な魅力を放っている。
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これまで見た教会とはまた違った雰囲気だ。
1800年代にネオゴシック風に再建されたらしい。
あとがき
エリチェのバスツアーが終わり、もうこれでシチリアが終わってしまうと思うと少し悲しかった。
もっとシチリアを巡りたかったな、と今でも思う。
この後は、その日のうちに夜行フェリーでナポリに帰り、飛行機でギリシャに行くことにしていた。
ギリシャへの行き方や滞在日数など迷うことが多かった印象がある。