⑪ビタミンB1について
ビタミンB1とは
ビタミンB1は水溶性ビタミンに分類されていて水に溶けやすい性質です。
科学名ではチアミンと呼ばれています。
ドラマJIN-仁-を見ていた人なら聞いたことがあると思います。
脚気(かっけ)という江戸時代や第二次世界大戦の時の兵隊さん達に多く出てしまった病気と深く関わっています。
脚気についてはビタミンB1の効果で説明します。
ビタミンB1の効果とは
・糖質の代謝を助けてスムーズにエネルギーに変換する。
江戸時代の人々や戦時中の兵隊さんは白米ばかり食べてしまい、それをしっかり代謝(消化して吸収し、エネルギーに変える)することが出来ず末梢神経の働きがわるくなり、手足の浮腫みや心不全になる方が多くいました。
この病気を脚気と言ってビタミンB1欠乏症とも言われています。
ドラマJIN-仁-では玄米を食べさせて治療していましたね。
玄米はビタミンB1がしっかり入っていますが、精米されることによって無くなってしまいます。
現在の日本では脚気になる人はもういないと思いますが糖質の代謝を良くするためにしっかり摂る事が大事です。
・乳酸の代謝を助ける
トレーニングなどをした後、体内には乳酸が増えます。乳酸はその名の通り酸性なので身体の中は酸性に傾きます。人間は弱アルカリ性が健康体なので乳酸を除去することが重要です。その時に活躍するのがビタミンB1です。
ビタミンB1が乳酸の代謝を助けてくれるので酸性から弱アルカリ性に戻すことが出来ます。
他にも皮膚、粘膜の健康維持や消化液の分泌を良くするなどがありますが、特に重要な2つを説明させて頂きました。
ビタミンB1を摂るには
ビタミンB1をしっかり摂るためには白米ばかりではなく玄米も取り入れると良いでしょう。
他にも豚肉や柑橘系にも多く入ってるので積極的に摂取してみてください。
摂取量はトレーニングしてる人であれば1日50mg、してない人なら25mg程で良いと思います。
最後に
ビタミンB1の1番代表的な効果は糖質の代謝を助けることです。
ということはダイエットにもとても役立ちます。
糖質は余れば脂肪細胞にいき蓄えてしまうので、いかせないように出来るだけエネルギーに変えて消費することが大切です。ビタミンB1をしっかり摂取して効率良いダイエットをしてみてください。